神奈川 中川温泉  信玄館 (2006年3月泊)
1月の下田行きで利用したJRびゅうの「サプラ伊豆(SURPRISE)V」で、3月も南伊豆へ行く予定でしたが、
お目当ての宿には空きがあってもこのパックで限定される踊り子号が満席とのことで、別の候補を探すことに。
以前からネットで紹介されていることが多く、気になっていた中川温泉の信玄館を予約しました。
お宿のサイトから、インターネット特別限定の『夕食が選べるお得なプラン(1日4室限定)』で、
お部屋タイプ(01)渓流沿い和室10畳&夕食ランクAを選択し、平日・休日1室2名泊で
消費税込16,000円+入湯税150円、ふたりで計32,300円でした。


チェックインの15時までにはまだ少し時間があったので
宿まで10分ぐらいのところにある道の駅でちょっと休憩。
道の駅は川沿いにあって、遊歩道があり
水仙と桜が咲いていました。春ですね〜

15時ちょっと前にお宿の駐車場に到着。
直前に家族連れや立ち寄り湯のグループが
到着していて、フロントで少し待ちました。
イノシシの剥製がありました。

ロビーの様子。
左手がフロント、右手は中庭になります。
池では、立派な鯉が悠々と泳いでいました。
向こう側は宴会場のようでした。

「戦国浪漫の宿」というだけあり
このように打ちかけや鎧などが飾られていました。

フロントの男性の方がお部屋へと案内してくれました。
(おそらく仲居さんが空いていなかったのでしょう。)
このお宿にはエレベーターがないので階段であがります。
新館もありますが、私達が泊まったのは
本館3階の10畳の和室です。

写真も暗めに写ってしまいましたが、
天気が曇りだったせいもあり
入った瞬間、「ちょっと暗いな」と思いました。
照明が吊るすタイプなのは久しぶり。(初めて?)

踏み込み部分の床がきしんだり、年季を感じる部分も
ありましたが、畳はわりと新しいものでした。

入り口右側に洗面+トイレ+バスがあります。

テレビは中型のブラウン管タイプ。
テレビの下にあるのはお茶セットです。
ポットは電気ポットです。
テーブルにはテレビ欄のコピーが置いてありました。

欲を言えば空っぽの花瓶がちょっと寂しい。。。

広縁のテーブル+椅子スペース。
川が間近なので、川音がよく聞こえます。

この写真の手前側の端が冷蔵庫、
対面がクローゼットになります。

お部屋正面の眺望。
山です。手前に川が流れています。
お部屋右側の眺望。
右手の下り坂が中川温泉の入り口になっています。

クローゼットに浴衣とバスタオルと浴用タオルがあります。
クローゼットの下には金庫があります。
100円入れるところがありますが、入れなくても使えました。
冷蔵庫は引き出し自動課金タイプのもので
空きスペースは製氷部分のみです。


洗面所。ちゃんとお湯も出ました。
化粧水と乳液もありました。
このお宿では、珍しく洗面所にタオルがありました。
普通は浴用タオルしかなくて不便ですよね?
それで我が家は洗面所用のタオルとハンガーを
いつも持参しますが、今回は使いませんでした。
正面のドアがお風呂、右側がトイレです。

トイレはウォシュレットでした。
ちょっと足元が狭いですけど、まぁ長居するところでもないし。
お部屋のユニットバス。温泉に来てお部屋のバスを使うことが
ないので、いつも「いらないのにな〜」と思います。

お迎え菓子は花遊楽という和菓子でした。
梅抹茶とぴりから椎茸もありました。
お部屋は302号室、鍵は一つです。

案内してくれた男性は、お茶は淹れてくれませんでした。
が、私達も「3つの貸切風呂が埋まる前に、
明るいうちにどこかに入りたーい!」と気が急いていたため
お茶も飲まずに準備をして
フロントへ電話して貸切風呂の鍵を借りに行きました。
※15時〜18時は、フロントで空いていれば貸切風呂の
 鍵を借りていきます。
 それ以降は、空いていれば自由に入れるそうです。


貸切風呂@「水光の湯」です。
カランは2つあり、大人4人ぐらいまでなら入れる広さです
脱衣所や洗面台もスペースに余裕があります。





入浴時目線からみえる景色です。
新緑にはまだ早いですが、静かで落ち着きます。
正面にあるのは桜の木?





アルカリ性単純泉で、源泉は35.6度とのことです。
加水なし、加温あり、循環なしとの掲示がありました。




貸切風呂を出たところにある待ちスペース。
3箇所ともふさがっている場合は、ここで待つのでしょう。
自動販売機もここにありました。
350mlの缶で160円だったと思います。
灰皿もあり、ちょっとにおいがこもっていたのが
湯上りには気になりました。

夕食はお部屋でいただきます。
開始時間は17時半と18時から選べますが
私達は18時からでお願いしました。

食前酒は自家製の梅酒でした。
普段家ではまったく飲まない私達ですが、
この梅酒は甘くて飲みやすかったです。
左は桜豆腐。ほのかに桜の香りがして
季節を感じられました。
奥の煮物は、里芋と豚肉の角煮。
右の小鉢は山菜のぬた(なんだったか忘れました)。




お造り。
下には氷が敷いてあり、上の写真のように
器には蓋をした状態で持ってきていただきました。
山の中のお宿ですが、新鮮でおいしかったですよ。



山菜3種類。

上は胡麻和え。
左はうどのぬた。
(もう一品ぬたがあるのでかぶりますね〜)
右下は・・なんだったかな〜

これが1ランクアップの2000円分なのかな???

ふきのとうやごぼうなどの天麩羅。
お塩を付けていただきます。

残念ながら冷めてました。。。

お赤飯を鱒で包んで焼いたものだそうです。
お味は味噌味だったかな?
変わっていておいしくいただきました。
付け合せは椎茸です。

どれも盛り付けが丁寧できれいです。
器とお料理があっていて、色が映えるように思います。

鍋物はぼたん鍋。
出来上がり。猪肉のお味は豚肉のような感じです。

ご飯と香の物。
お味噌汁はなめこでした。

いつもならもうちょっと食後ごろごろするのだけど
違う貸切風呂にも入りたいし・・・
と、19時半にお風呂へ。
でも1階にある3つの貸切風呂は既に使用中だったため
2階の大浴場へ行きました。
夜と朝で男女入れ替わりがあります。

ちょうど19時半まではお掃除の時間のようです。

夜の男性用のお風呂です。男女とも大体同じような感じです。

カランは10個あり、仕切りがあって使いやすいです。
露天風呂。景色は翌朝のほうの写真をご覧くださいね。

脱衣所にはロッカーもあります。
チェックイン直後は、立ち寄りのお客様で
賑わっていたようです。(私達は貸切風呂でしたが。)
洗面台は8つぐらいあったでしょうか。
ブース状に分かれていて、ドライヤーやアメニティも
それぞれにあり、非常に使いやすいです。

1階にある混浴露天風呂の「千石の湯」です。
脱衣所は男女別です。
この右側、湯船のなかほどまで仕切りがあります。
19:00〜21:00が女性専用の時間です。

お部屋に戻ったら、デザートと冷水を持ってきてくれました。
メロンとグレープフルーツと苺。
湯上りにおいしかったです。

写真はありませんが、お布団は羽毛布団でした。
清潔な寝具で、気持ちよく休めました。

貸切風呂A「丹青の湯」です。
ここもカランは2つあります。

バリアフリー仕様で、ベビーベッドと椅子がありました。
洗面台の高さも、車椅子向けに低めとなっていました。

貸切風呂B「山色の湯」です。
ここにもカランは2つありました。
明るいともっと景色がよいのでしょうね。

そういえば、夜の貸切風呂は窓があきませんでした。
防犯上のため仕方ないことなのですが、ちょっと残念でした。



翌朝、入れ替わった後の男性用大浴場。
窓が大きくて天井も高く、開放感があります。

朝の露天風呂。
空気もひんやりとして
格別です。


信玄館の道路をはさんだ対面に
源泉があるようです。

朝風呂も満喫しました〜

夕食とおなじく朝食もお部屋でいただきます。

鍋物はそばがきでした。珍しいですね。
茶碗蒸しもありました。

チェックアウト後ちょっと散策。つり橋がありました。
つり橋左手に、立ち寄り温泉施設「ぶなの湯」がありました。



帰り道、ダムでできた丹沢湖に立ち寄りました。
この辺りの桜はまだつぼみでした。


いろいろな方のサイトで紹介されている信玄館。
このお宿の一番のポイントは、3つある無料の貸切風呂ですね〜
私達夫婦も3つとも制覇してきました!(笑)それぞれ大人4人で入れるほどの広さがあります。
脱衣所や洗面台のアメニティも充実していて、これが無料で何度でも入れるなんて嬉しくなります。
貸切風呂だけでなく、大浴場もお宿の規模にしては広く、開放感のあるいいお風呂でした。
ただ大浴場は夜は23時までなので、それ以降に入りたい場合は貸切風呂を利用することになります。
私達は日曜日泊ということもあってか、23時過ぎに行ったときは貸切風呂は3つとも空いていて入りたい放題でしたが
混雑するときもあるのかもしれませんね。

お食事も今回はAランクプランにしてみましたが、2000円安いBランクでもよかったかも?
天麩羅が冷めてしまっていたのは残念でしたが、それ以外はおいしくいただきました。

「何もないところがいいとお客様がおっしゃいます」と仲居さんが話していましたが
本当にそのとおりの静かな丹沢の自然を満喫できる滞在でした。

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