神奈川 箱根湯本温泉  木もれびの宿ふるさと (2006年9月泊)

2006年9月に土曜泊で箱根湯本の木もれびの宿ふるさとに行ってきました。
夫婦で箱根に行くのは6年ぶり?ぐらいでしたが、さすが箱根、帰り道の人の多さに驚きました〜(笑)
宿泊したのは露天風のお風呂付きで、10畳+8畳の二間続きの2人で泊まるにはもったいないぐらい広いお部屋でした。

じゃらんネットで一泊二食和みプラン2名1室で申し込み、土曜泊で休前日料金18,850円(税・サービス料込)、
入湯税が+150円なので一人当たり19,000円ちょうどでした。休前日以外は2,000円お安くなるようです。

チェックインは15時です。
13時過ぎに自宅を出て、
東名〜小田原厚木道路を経て
5分前ぐらいに駐車場に到着しました。
6部屋のみのお宿ですが、日帰り入浴も受け付けているからか駐車場にはゆとりがあります。

大型ホテルのおかだの姉妹館?なのでしょうか、夕食&朝食はおかだでいただくことになります。
おかだとは廊下でつながっています。
ふるさとの後ろ、木の陰にちょっとだけ見えている建物がおかだです。

フロントでチェックインをすませた後、
2階の客室へと案内されました。
小規模なお宿で仲居さん等はいないため、
荷物などは自分で持ちます。
お掃除が行き届いており、廊下が光ってます。

そうそう、このお宿はスリッパがありません。
だから館内がとても歩きやすかったです。
私達のお部屋は右手奥の「姫沙羅」でした。
お部屋の名前は他に「山帽子」など、
箱根の木々の名前がついているようです。


お部屋の中の様子です。
左下は8畳間から見たお部屋の玄関方向。右手に10畳間があります。冷蔵庫の中は空で、自由に入れられます。
冷蔵庫の上にはグラスがあり、その上のポットの中身は冷水でした。(お湯の電気ポットは別に10畳間にあります。)
右のクローゼットの下に金庫があります。
右下は玄関方向から見た8畳間。こちらのお部屋はほとんど使いませんでした(もったいない〜)。
このお部屋の正面は山が迫っており緑が間近に眺められます。



玄関から見た10畳間方向。角部屋になるので10畳間の正面にも窓があります。右手が上の写真の8畳間になります。
左手の扉から洗面所などへとつながり、
正面に見えているのがお部屋付きのお風呂。


お風呂側からみたお部屋方向。テレビはブラウン管タイプ。和風のぼんぼり形の照明がいい味出してます。
床の間には生花も活けられていました。
仲居さんがいないので、お茶などは自分で淹れました。
お茶請けはお饅頭。「まぁ普通の味」だそうです(のっぽさん談)。
お宿の方は案内時のみで、あとはお部屋に入ることはありません。
お布団も自分で敷きますが、私達はその方が気も遣わずにすみ
よかったかなと思います。
3枚並んでいる紙は夕食券と朝食券とホテルおかだの施設「湯の里」
の割引券です。
お部屋の鍵の下にあるのはお風呂のロッカーの鍵で、
青が男性用、赤が女性用です。

お盆、お茶請けの器、お部屋の鍵が箱根の寄木細工でした。


10畳間から続くドアを開けると洗面所スペース。洗面台の左側にトイレへの引き戸があります。
トイレはウォシュレットでした。ドライヤーは、壁付きのもの以外に強力ターボのものが置かれていて便利でした。
アメニティは女性用の化粧水と乳液、男性用にはよく見かける3本セットがありました。
洗面台の奥が露天風のお風呂。この対面(右の写真でいうと手前側)にユニットの内風呂もあります。
(内風呂は入りませんでしたけど)


お部屋付きの露天風のお風呂。露天風というよりは窓の大きめな屋内のお風呂ですが、緑が眺められて
なかなか開放感がありますよ。循環ではないので、入るたびにお湯を入れる必要がありますが5分程度で溜まります。
お風呂の大きさは小柄な私には余裕でしたが、長身ののっぽさんにはちょっと窮屈だったかな。
こちらのお風呂にはシャワーがないので、身体や髪を洗う場合はお部屋のユニットバスか大浴場を利用される方が便利です。


左の写真は入浴時目線で撮ってみました。フラッシュとお風呂の照明が入ってしまって見えにくいのですが、山の緑以外に
視界に入るものがなくて、気分よく入れますよ。網戸があるので虫の心配もなく、この時期にはよかったかも。
中の写真は10畳間から見たお風呂。
右の写真はお風呂側から見た10畳間。もちろん障子を閉めれば見えません。


入浴時はこんな感じ。翌朝撮ったものなので、山に朝日が当たっています。(またフラッシュが入ってしまいました。。。)
窓のところにあるシャンプー類は、
お部屋のユニットバスから持ってきたものです。
バスタオルと浴用タオルは一人一枚ずつ、クローゼットに入っていました。

8畳間の窓から下を見下ろすと、鯉のいる池が見えます。
この池の上手には滝がありますが、この滝は女性用の大浴場からも見えます。
右の写真に写っている屋根の部分が女性用大浴場ですが、こちらの部屋から見えることはないのでご安心を。


10畳間の窓から見えるのは緑の木々です。
屋根の先はホテルおかだの方向になるのかな?と思うのですが、木も茂っていますし建物は見えませんでした。
なので、人の視線が気になることもなくゆっくり寛げましたよ。建物も道路から奥まっていますので車の音も全然気になりません。
左側の木は金木犀。ちょうど盛りの時期でいい香りが漂っていました。
正面はたぶんもみじの木。紅葉の時期もいいでしょうね。


まずは大浴場のお風呂へ入ることにしました。
小規模なお宿ですと、貸切風呂のみで大浴場はなかったりすることもありますが、男性用・女性用共に露天風呂付きの大浴場が
あります。夜は23時まで、朝は・・・忘れました。(私達は入りませんでしたが、おかだの大浴場も利用できるそうです。)
写真は、男性用大浴場のロッカーと洗面台スペースです。


男性用の内風呂です。5人ぐらい入れそうな感じです。窓の外が露天風呂になっています。
カランは内風呂部分に3つ、露天風呂部分に2つの計5つあります。


左の写真は、内湯から見た露天風呂方向。
露天風呂は、内湯をとりまくようにL字型になっています。7〜8人ぐらい入れるのかな。
屋根もかかっていますが、見上げれば山の木々と空も見えます。右手がお宿の源泉でしょうか。


女性用の大浴場です。このお宿では男女の入れ替えはありません。だからロッカーもピンク?(笑)
男性用とほぼ同じ造りで、カランの数も内風呂に3つ+外に2つの5つで同じです。
夕食前・朝食前ともに他のお客様がいらしたので、写真は夜の暗い状態のものしか撮れませんでした。
お湯は39度でぬるめです。のんびり入れるので私はこれぐらいの温度が好きですが。


女性用の露天風呂です。暗いのでわかりにくいですが、写真を見る限り男性用の方より開けている感じで
楕円型のためか若干広く感じます。露天風呂の左手が内風呂になります。
右の写真の正面部分には滝があり、水の流れる音を聞きながら入浴できます。
露天風呂のカラン2つは、右の写真手前部分になりますが、屋根もかかっていて壁で囲われています。
浴槽からは離れていますので、入浴している方に支障はありません。
内・外ともに、シャワーの出もよく、使いやすかったです。


湯上り処?。写真にはありませんが、右手に大浴場への入り口があります。
たしかここには灰皿もあって、湯上りにちょっとにおいが気になったような記憶も・・・。
湯上り処の向かいには、立ち寄り客用のお食事処がありました。自販機も並んでいましたが、利用しなかったので料金は不明です。
正面奥の引き戸が、ホテルおかだへの連絡通路への出入り口です。
ふるさとの館内は素足でOKですので、おかだへはこの出入り口右手下駄箱からスリッパを出して履きます。
スリッパがお部屋毎に分かれていたのもよかったです。

夕食は、ホテルおかだ7階の和食処
しろがねにていただきます。
チェックイン時に6時、6時半、7時と
開始時間が選べましたが、
私達は6時でお願いしました。
5分ほど過ぎたころに行きましたが、
他には一組だけ既にいらしてました。
全部でも10組ほどでしたので、
おかだでは基本的にお部屋食なのでしょうね。
人が少ない分、落ち着いてゆったりと
食事ができました。

お品書きがありました。
先付:養老豆腐 焼茄子 浅葱 生姜

前菜:サーモン寿司 鮎甘露煮
   蕪からすみ しめじ雲丹揚 銀杏

あっさりとしたお味で食べやすく
クセがありませんでした。

私達夫婦は下戸なので、ウーロン茶で乾杯。


造り:時期物盛り合わせ 妻物一式 山葵

蟹すき鍋:水菜 しめじ 大根 人参 えのき
     岩葱 マロニー 豆腐

じつはあまり期待していなかったのですが
お造りは新鮮で美味しかったです。
(とはいっても、あまり舌は肥えていないので
庶民派の意見ですが 笑)
蟹すき鍋の蟹も、味の濃い身のつまった蟹でした。

煮物:南瓜包み 海老 紅葉人参 蓮草
左の写真の上のお椀が煮物です。
南瓜の中に海老が入っていました。
油物:鱧利休揚げ 大葉 丸十 天露
揚げ物は熱々で出してくれました。嬉しい〜♪
鱧も身がほろっとしておいしかったですが、
ほくほくとしたサツマイモが秋を感じさせてくれました。
しかし丸十と書いてサツマイモと読むなんて、日本語は難しい(笑)

留椀:赤出仕立て  香の物
お酒をいただかなかったので、ご飯は早めに出してもらいました。
のっぽさんはご飯をおかわりしてました。
水菓子:季節の物
梨でした。甘くてみずみずしかったですよ。
写真はありませんが、食後にコーヒーか紅茶か
ほうじ茶がいただけます。
夕食は、別で頼むと3700円になる「ゆり」コースで、あまり期待していかなかったのですが
なかなかおいしくいただくことができて満足でした。全体的に味付けもボリュームもあっさりめで、三十路の私には程よかったです。
ただ、お肉系のお料理がないので若い方や男性にはちょっと物足りないかも?
のっぽさんもご飯をお代わりして、お部屋に戻ってしばらくしてからお菓子も食べてましたし(笑)。



朝食もホテルおかだ7階でいただきます。
昨日の夕食時にはそれほど人が多くなかったのですが
朝は混雑していて驚きました。
もちろん、会場も広げられていましたし、
座る席がないということはありませんでしたが。
バイキング形式でしたので、私は和食、
のっぽさんは洋食系でセレクトしました。
バイキングはなかなかの充実ぶりでした。
パンも焼きたてでおいしかったそうですよ。


10時にチェックアウト後、車で5〜6分のところにある石垣山一夜城へと行ってみました。
駐車場の脇にコスモスガーデンがあり、秋風に花が揺れていました。遠くには海も見えています。

石垣山一夜城は、先日のNHK大河ドラマ「功名が辻」の北条氏との戦の場面で築城されていました。
今はもう天守閣などの建物は残っていませんが、公園として整備されています。展望台からは、小田原の眺望が楽しめました。


土曜日泊で箱根湯本でお部屋に温泉付きで19,000円なら満足ですね。
大浴場もありますし、温泉をゆっくり楽しみたい方にはいいと思います。
お食事にはこれといった目玉はないですが、普通においしくいただけましたし。
小さなお宿で、程よいサービスで静かに過ごせますよ。
箱根は近くて交通費も安くすむのも我が家には高ポイント。また今度行こうかな。



私達の宿泊時に利用した【じゃらんネット】でふるさとを見るにはこちら

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