群馬 四万温泉  柏屋旅館 (2006年10月泊)

2006年10月に土・日の連泊で四万温泉の柏屋旅館に行ってきました。
8畳デッキテラス付きの和室を宿のサイトから2名1室で申し込み、土曜泊は休前日料金15,750円(税・サービス料込)、
日曜泊は連泊割引で1,260円お安くなって12,390円、別注の上州牛が2,100円、
入湯税が+150円*2泊で300円、合計一人当たり30,540円、二人で61,080円でした。

以前伊香保に行った時に、関越道に乗るまでに家から2時間以上もかかってしまったことや、四万温泉は高速を降りてから
そこそこ距離があることを考えて、今回は東京駅八重洲口から四万温泉までの直行バス「四万温泉号」を利用しました。
八重洲〜四万温泉まで片道3,000円ですが、往復では5,000円とお得になります。
チケットはネットで購入できるので便利です。

写真中央左に見える青い看板が八重洲地下街の出口なので、
雨でも濡れずにバス停まで来られます。
8:45八重洲出発で、途中のSAで休憩が1回あります。
四万温泉に入ってから4箇所の停留所があり、宿の最寄は温泉口なのですが、昼食のために終点まで乗ってきました。
予定は12:15でしたが、渋滞で遅れて12:45に四万温泉グランドホテル前に到着です。


チェックインは14時からで、その時間を目指して宿の前に到着しました。
柏屋旅館の外観。全14室です。左の写真の奥の方、道路に面していて屋根が高くなっている部分が大浴場です。


玄関を入ったところ。左側にフロントのカウンターがあります。
ラウンジもありコーヒーなどがいただけるようです。
階段を上がってすぐの「暁」が2連泊したお部屋です。

右手襖を開けると踏み込みがあります。
テレビの下に金庫があり、ポットは電気式です。
電話機はノスタルジックな黒電話。
クローゼットの下に小さな冷蔵庫。空きもあります。
西向きのようで日差しが燦々と降りそそぎ、少し暑いぐらいでした。

広縁左手にトイレがあります。
よくある椅子セットではなく、小さなちゃぶ台と円座がありました。
お菓子はゴーフレットのようなものでした。
仲居さんはいないので、お茶は自分で淹れます。鍵は一つ。


クローゼットの中には浴衣やタオル類があります。
旅館ではビニールの巾着が普通ですが ここのは矢絣柄でお洒落。
内側はビニールで濡れたタオルも入れられます)。
のっぽさんには特大の浴衣を出していただきました。


 床の間には秋の花が飾られていました。

洗面台は広縁にあります。
最近よく雑誌などで見かける陶器のお洒落な
デザインです。
ドライヤーも置かれています。

洗面台の反対側にあるトイレはウォシュレット。少し足元が狭いかな。


お部屋からの眺望です。紅葉はようやく始まったところ。11月上旬が見頃のようです。

お部屋の正面、四万川をはさんで対面にある建物は
日帰り温泉施設「清流の湯」です。
ちょっと男性用の露天風呂が見えちゃいます。
といっても遠いので気になりませんけど(笑)

3つある貸切露天風呂のご紹介を。

私達の泊まった部屋から数歩歩くと
入り口があり、そこでスリッパから
下駄に履き替えます。


10段ぐらいの階段を登って、
左側が月の湯。右側が櫻の湯。


まずは「月の湯」。

脱衣所には洗面台もあります。
カランは1つ、
シャンプー・リンス・ボディソープも
3つのお風呂全てにあります。



「月の湯」は桶風呂です。
長身ののっぽさんが入るとこんな感じです。
2人で入るのにちょうどいいぐらいの大きさかな。
囲いがありますが、入浴時目線では山々の緑が見えます。


次は「櫻の湯」。大人4人は余裕で入れるぐらいの大きさです。ここはカランが2つあります。



裏は山なので木々が迫っています。
壁の向こうは、もう一つの「楓の湯」。
この「櫻の湯」にも楓があり、色づいた葉が
湯船に浮かんでいました。


最後は「楓の湯」。先の2つとは入り口が少し離れていて2階の突き当たりにあります。
ここも脱衣所および洗面台はほぼ同じ造りです。

カランは2つあります。

「楓の湯」は岩風呂です。
「櫻の湯」より若干小さめ
かな。
大人3人ぐらいなら入れます。

入り口は離れていますが、
壁の向こうは「櫻の湯」なので、入っている人がいれば
声は聞こえます。


2階に飲み物の自販機があります。
ペットボトル小で150円だったかな。
1階の男女別大浴場へ。 男性用は光の湯。女性用は山百合の湯。
入れ替えはありません。

男性用大浴場「光の湯」の様子です。

脱衣所の洗面台はひとつ。
お部屋と同じ陶器の洗面ボウルです。

のっぽさんが入った時は、貸切状態か
1〜2人と一緒になる程度だったそうです。
宿の規模および他に貸切風呂が3箇所あることを考えれば、混みあうこともないでしょうし
妥当な広さだと思います。

湯船は5角形。
カランは7つありました。
左側の写真で壁の上部が開いているのですが、
向こうは女性用大浴場になっています。
私とのっぽさんでそれぞれ貸切状態だった時は、
会話ができて便利でした(笑)

女性用大浴場「山百合の湯」の様子です。脱衣所の洗面台はふたつ。 男性用よりも廊下の幅分広いようです。
私も貸切状態か、多くて一時的に2人と一緒なぐらいでした。

男性用と左右対象の5角形の湯船です。カランは6つ(だったかな?) アケビエキス入りのシャンプー&リンスの使用感がよかったです。
山百合のステンドグラスがいい雰囲気。右側上部の壁が開いていて、男性用大浴場と空間はつながっています。

1泊めの夕食です。旅館のサイトでもお品書きと写真を見ることができます。 (11月上旬からはメニューが変わるそうですが。)
お部屋食ですが、最初にお膳に乗せられて蒸し物とお吸い物とデザート以外は一度に出されます。
釜飯が炊き上がるころ、残りのお吸い物などを持ってきます。ちょっとお膳は低くて食べにくいかな。。。

右上の写真の上州牛は、別注で2,100円です。
普段はスーパーの特売牛肉が多い庶民派の私達、
おいしくいただきました♪
<お品書き>
食前酒:沢田の田舎わいん
名物 :女将の手作り 花豆と刺身こんにゃく
先附 :菊花と菊菜の紅葉酢和え
造里 :汲み上げ湯葉
焼物 :姫鱒たで味噌焼き
中皿 :インゲンと黒豆のハーブマリネ
蒸物 :鶉(ウズラ)つみれの餡かけ
温物 :上州もち豚すき焼き 卵
食事 :栗御飯
御椀 :萩進丈 紅葉麩 柚子
香物 :三種盛り
水菓子:あずき羹
土地の食材を生かした目先の変わったお料理がいただけました。


1泊めの朝食です。和食と洋食が選択できるので、初日は和食、2日めは洋食でお願いしました。
朝食もお部屋食で、お膳で運ばれてきます。温泉で炊いたお粥か普通の御飯かは、チェックイン時に選択できます。
干物はイワナ、ほんのり緑色のお豆腐は笹が入っているそうです。左下の飲み物はリンゴジュースでした。

連泊なので、朝風呂にのんびり入りお部屋でごろごろしてからお昼ごはんを食べに四万温泉を散策。
写真は2日めの夕食です。


昨夜と献立が重ならないように工夫されています。
<お品書き>
食前酒:沢田の田舎わいん
先附 :長芋そうめん
焼物 :大岩魚袱紗焼き
生物 :焼目サーモン
中皿 :豚トロサラダ
温物 :合鴨陶板焼き


蒸物 :茶碗蒸し
食事 :十穀米炊き込みご飯
御椀 :蛤吸
香物 :三種盛り
水菓子:ライチ
上州牛が無い分昨日よりも軽めですが、程よい量で
おいしくいただきました。


2泊めの朝食は洋食です。

でも洋食でもお膳で運ばれてくるんですよね(笑)
これが銀のトレーとかに乗ってくればもっと雰囲気いいかも。


パンは自家製のようで、ほんのり暖かくておいしかったです。
右上はポトフでしょうか、ウインナーやジャガイモが入っていて
熱々でした。
希望を言えば、コーンの代わりにゆで卵でもいいので、
卵料理が欲しかったかなぁ。
コーヒーはポットでたっぷりあり、嬉しかったです。

四万の紅葉はまだ色づき始め
でした。

雪景色とか新緑の時期もまた
素敵でしょうね。

四万温泉散策の別ページは
こちらからどうぞ⇒四万街歩き


初めての四万温泉。東京駅から直行の高速バスを使ったので、往復の移動がとても楽でした。
(ただし、帰りは四万温泉発13:45ですから、チェックアウト後にかなり時間がありますよ。)

連泊だったため、のんびりと温泉三昧できました。
今回宿泊した柏屋旅館は、部屋数の割に貸切風呂が充実しているので、ご夫婦で温泉に入りたい方にはお奨めです。
私達も、初日の昼・夜、2日めの朝・昼・夜、3日めの朝と計6回貸切風呂に入りましたが
必ずどれかは空いていたので、いつでも好きなときに入れて満足満足♪
お部屋も貸切風呂に近かったので、気分は部屋付き露天風呂?(笑)

木造なので隣室の声や廊下の音などが聞こえるときもありましたが、皆さんマナーがよく、夜になれば静かに休めました。
そうそう、連泊のときは浴衣やタオルの取替えはありません。(2日毎の取替えだそうです)
でもフロントに言えば替えてくれるみたいですよ。

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