神奈川 湯河原温泉  温泉やど うおき (2008年4月泊)

2008年4月中旬、湯河原温泉の「温泉やど うおき」に再訪してきました。
前回宿泊したのは2003年12月で、その後リニューアルされたこともあり、また行ってみようと思っていました。
今回の宿泊は、月曜日の午前半休のみで行ける近場!ということで、我が家から電車でアクセスのよい湯河原温泉に
ターゲットを絞り、希望日に空き室のあったうおきに決定しました。
うおきは全8室のうち2室が露天風呂付きのお宿です。
湯河原までは交通費が安く済むので、今回はちょっと奮発して露天風呂付きのお部屋を予約してみました。


<宿泊プランなど>
【じゃらんネット】使用
部屋タイプ:◆客室「鱸<SUZUKI>」専用露天風呂付◆
プラン名:露天風呂付客室お得プラン
宿泊料金:日曜日泊で2名1室 一人当たり19,950円*2名で39,900円
     +入湯税150円*2名で、合計40,200円 でした。
IN/OUT:15時チェックイン10時アウト


東海道線で川崎〜湯河原は、約1時間半で到着します。
快速アクティーだと1時間10分とさらに早く行けますが、
今回私達は普通電車で行くことにしました。

川崎駅を13時過ぎに出る熱海行きの電車に乗り込んで
湯河原へ出発!

今まで何度か湯河原温泉には来ていますが、
駅に降り立ったのは初めてでした。
駅前には武将とその妻?の像が。誰かわかりませんが(^^;
駅から宿までは徒歩5分ほど。
駅前を抜け、この階段を下りてから
道なりにまっすぐなのでわかりやすいです。
階段の右手にあるのはエレベーターです。

うおきの外観。右奥が入り口になります。
写真でもちょっと見えますが、その手前に自販機があり、
市価で飲み物が買えます。
入り口。右側に足湯がありますが
私達の訪問時はお湯が出ておらず、使えないようでした。

入り口を入ったところで靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。
右手がフロント。以前の様子をよく覚えていないのですが
このへんもリニューアルですっきりしたような気もします。
左の写真の手前にある談話スペース。
マッサージチェアや新聞もここにあります。

談話スペースの脇にある階段を下りた地下1階が
大浴場・小浴場になります。
談話スペースから外を見ると足湯と・・・ジャグジー?
今は使われていないようですが。。。

15時10分過ぎぐらいの到着で、フロントで名前を告げるとすぐにお部屋へと案内されました。
部屋は3階ですが、この宿はエレベーターが無いので階段です。荷物は持ってもらわなかった気がします。
案内してくれた女性は案内のみで、「係のものが後で来ます」とのことでした。

鱸(スズキ)の部屋。(各部屋は魚の名前です)
以前はこの部屋のみ露天風呂付きだったためか
ここだけ石が敷き詰めてあり、ちょっと違う雰囲気になって
います。右手奥が部屋のドアで、左手奥に窓があります。
左の写真の部屋のドアの対面に窓があるのですが
そこからは部屋付き露天風呂が丸見えなので
入った後、中からカンヌキ代わりの棒で、
扉をロックすることができるようになっています。

ドア対面の窓から見た部屋付き露天風呂。
ロールカーテンもあるので、下ろせばほとんど
見えなくなります。(ちょっと隙間からは見えるかも)


うーん、思っていたよりも、ここの露天風呂は
小さかったですね・・・(^^;


部屋は10畳+広縁スペース。テレビの右はエアコンです。
・・・2万近い料金なので花は飾って欲しかったなぁ、個人的には。
角部屋なので2面に窓があって明るいです。
和風モダンということで、シンプルなインテリアですね。

お迎え菓子はこぶしまんじゅう。
のっぽさんが2つとも食べましたが「普通」だそうです。

部屋への案内とは別に女性スタッフが後から来て、
貸切風呂の予約時間や夕食の時間などを決めました。
特に挨拶やお茶淹れなどはありませんでしたので
部屋への案内時に一緒に出来そうな気もしましたが・・・


街中のお宿ですので、眺望はマンションビュー。
籐の椅子や、三つ組の入れ子のガラステーブルは
ちょっとお洒落でいいですね〜
冷蔵庫には空きあり。上のカゴにはバスタオルなどが
入っています。バスタオルはもう1枚ずつ、お茶セットの
下の引き出しにもありました。

左の写真:
ポットの中身はお湯です。
冷水のサービスがなかったので、
お茶などのペットボトルを6本も
自販機で買っちゃいました。
市価で買えるのでよかったです。

右の写真:
クローゼットの中には浴衣と金庫。

左の写真:
トイレはウォシュレット。
換気扇はありませんが
窓がありますので問題なし。

右の写真:
洗面台は最近多い陶器のタイプ。
金具もスタイリッシュな北欧製かな?
ドライヤーはマイナスイオン付き。
アメニティはハンドソープのみです。


洗面台の窓のゴム部分が
黒くカビてたのが気になりました。。。
湿気の多い場所ですし、
手が届かない位置に窓があるので、
手入れが難しいのはわかるのですが。

シャワーは屋内にあります。
内湯のバスタブはありません。
シャンプー類は知らないブランドでした。
シャワールームから露天へは
段差と数段のステップがあります。

部屋付き露天風呂はこんなカンジ。檜づくりの湯船です。
お風呂の後ろ側の窓は、部屋のドアの対面にある窓です。


お風呂の上には透明な屋根がかかっていますので
当日はあいにくの雨でしたが、大丈夫でしたよ。
塀で囲まれているので、入浴時目線はこんな感じです。
ちょっと殺風景な気もするので、観葉植物とかを置くと
雰囲気アップにいいかもしれないですね。

気になる露天風呂の大きさですが(笑)
のっぽさんが入るとこんな感じになります。
(夜撮ったものなので暗いです)
大きさ的に余裕がないので、足は出ちゃっています。
いっぱいいっぱい感は否めません。
でも、最初は「足湯かよ〜」なんて冗談半分で言ってましたが、
意外としっくり落ち着いて入れたようです

私が入る分には、ちょうど足を伸ばすことができたので、
部屋付き露天風呂の醍醐味で5回も入ってしまいました(^^ゞ
循環設備はないので、温度調節が少し大変ですが
その分かけ流しが楽しめていいのではないでしょうか。


4階(=屋上)に無料の貸切露天風呂があります。
予約時間になったら入りに行く形式で、私達は16時から
30分の予約でした。
左の写真のドアを開けるとそこに脱衣スペースがあり、
アジアン風の脱衣籠が二つ置かれています。
ドアの内側から鍵をかけてお風呂に入ります。


街中にある宿なので、3方は目隠しで囲われています。
湯船までの動線も、写真左手にも見えているように
近隣のマンションから見えるかもしれないので
バスタオル巻きで行ってもいいかもしれません。
湯船の後ろにベンチがあるので、そこにタオルは置けます。
入浴時目線。
前面は目隠しが切れていて、山が見えるようになっています。
植栽もあり、街中としてはまずまずの雰囲気の中で
入浴を楽しめるかと思います。

のっぽさんでも広々、足を伸ばしても余裕です。
二人でもゆったり入れました。

湯船内の左手には段があるので、半身浴も可能です。
お湯は循環されていますが、
塩素臭などは気になりませんでした。


前面も、遠くは山ですが近くは住宅街ですので
女性の方は、立ち上がる際には注意が必要かと思います。
これはのっぽさんが高い位置から撮影したもの。
入浴時は囲いがありますから覗かれる心配は無いですよ。

続いて、地下1階にある大浴場&小浴場をご紹介します。
この宿のお風呂はけっこう大きさに差があり、時間で男女入れ替えをするようになっているようです。
私はチェックイン直後にのみこちらのお風呂に行ったのですが、その際は小浴場が女性用でした。
小浴場の脱衣所は、リニューアルでだいぶ変わっていました。
小浴場に婦人の湯の暖簾がかかって
いました。
暖簾を通ってドアを開けるとすぐに
脱衣所。椅子の下に脱衣籠があります。
お洒落な洗面台。こちらの椅子の下にも
籠あり。全部で椅子3脚で各々の下に籠が
ありますが、それ以外に棚などは無いので
最大3人まででしょうか。


洗面台の後ろはお風呂への扉になります。
あまりスペースに余裕が無いので、
他の人と一緒になると窮屈に感じるかもしれません。
カランは3つ。
地下1階になるので、開放感は期待できません。

長方形のタイル貼りの湯船です。
お湯は循環されており、かなり強力な吸い込み口がありました。
塩素臭などは気になりませんでした。

知らない人同士では、3人入るとちょっと厳しいかなぁという
大きさです。
大きくはないですが、部屋数が少ない宿なので時間帯を選べば
困ることはないと思います。
私が入った際は貸切状態だったので、一人でのんびりと
入れましたよ。

もう一つの大浴場です。
以前訪れた際と雰囲気が変わっていないようなので
こちらは改装されなかったのかな?
右の洗面台下部分の扉が壊れていて閉まらないらしく
のっぽさんが気になったと言っていました。改装とまでは
いかなくても、そういったメンテナンスはしてほしいなぁ〜

こちらはカランが7つあります。湯船との間隔もある程度確保
されているので、シャワーの飛沫を気にしなくてよさそうです。
さきほどと同じくタイル張りの浴槽です。
5人ぐらいは入れる大きさがあると思います。

お部屋の露天にばかり入ってしまい、私はここには
入りませんでした(^^;
温泉成分分析表。


お風呂を満喫した後は、海の幸満載の夕食です。
このうおきは前身が魚屋だったとのことで、前回の宿泊時も魚介類中心のお料理を楽しめました。
夕食の開始は18時と18時半から選択できましたが、私達は18時半開始でお願いしました。お部屋食です。
開始時間をちょっと過ぎたぐらいに仲居さんが見えて、お料理を並べ始めました。
後から持ってくるものもありますが、結構一気出しに近いかも。
準備ができて、お食事を開始したのは45分ぐらいだったかなぁ。

右から順に
・お造り5点盛り
 マグロ、カンパチ、金目、
 鰆、鯛

・固形燃料モノは寄せ鍋
 これも鰆と言ってました
 +葱、水菜、エノキ茸

・ピーナッツ豆腐ウニ乗せ
 蛍イカと菜の花が添えられ
 春の味覚でした

・この時点で既に香の物も
 出されてます

鮑。のっぽさんと一緒に食べたのは平鶴以来かな?
踊ってました。ごめんね〜。でも美味しく頂いたからね〜。

上から順に
・寄せ鍋がいい感じに
 出来ました。

・右側の銀色のお皿は
 鯨のフライ。
 手前の温泉卵をからめて
 いただきます。
 私達夫婦的には、前回の
 白子の天ぷらのほうが
 好きでしたが、これは
 好みもありますからね。

・手前はカマスの塩釜焼き
 仲居さんがガンガンと塩釜を
 叩いて割ってくれました。

このフライと塩釜焼きは、
食事開始後10分ぐらいで
出てきました。

あとはデザートまで間が
空きます。

・食事開始時に火をつけて
 もらった桜海老の釜飯。
 香ばしくて美味しい。
 私は苦しくて食べきれません
 でしたが、その分も含めて
 のっぽさんは完食。

・白味噌のお味噌汁。
 具にはイカが入って
 いました。珍しいですね。
 カセットコンロに乗せて
 出されるので、
 自分達で食べる前に
 温めてからよそいます。

釜飯ができあがっていただく頃に、
デザートを持ってきてくれました。
メロン・パイン・イチゴの果物と、おからのケーキ。
おからのケーキは自家製だそうです。
甘すぎず、普通においしく頂きました。

お目当ての魚介類中心のお食事を満喫して
お腹が苦しい。。。


落ち着いたら腹ごなしにお部屋のお風呂にちゃぽん。
この手軽さがやっぱりお部屋付きのお風呂ならでは、
なんですよね〜。

朝食は8時と8時半の選択で
私達は8時半でお願いしたと
思います。
20分ほど前にお布団を
上げにきました。

朝ご飯もお部屋食です。
朝からお刺身が出ました。
卵焼きは前と変わらず
おいしい。
真ん中には肉団子?が。
定番の鯵の干物も
ありました。

なんと朝から
しゃぶしゃぶです!
白身魚と帆立でした。
これは露天風呂付きの
お部屋だけなのかな?

朝からたくさん食べて
また満腹です。。。

朝食が終わり、食器をさげてもらうために
フロントに電話をすると
コーヒーを持ってきてくれました。
これは前回は無かったサービスでした。
我が家は朝はコーヒーを飲むので
嬉しかったです♪


お腹は苦しいけど、最後にまたお部屋のお風呂へちゃぽん。
今日の午後からは仕事だし。。。

夜から降り始めた雨がまだ降っていたので、
湯河原駅まで送ってくださいました。
運転は若女将のお母様だったのですが
テンポのよいおしゃべりで短い車中を楽しく過ごせました。
お忙しいところありがとうございました。

帰りも湯河原駅から普通電車に乗りましたが、
思いのほか乗客が多くて混んでいました。
やっぱり湯河原は近いから、集客力があるんですね〜



今回は再訪でしたが、時間が限られる中で近場の温泉で海の幸を楽しむ!という目的は果たせました。
宿での滞在もそれなりに満足でしたが、約2万円の宿泊料金だからこそ望むものも多くなってしまったかもしれません。
元々、箱根や湯河原・伊豆は宿泊料金の相場が高めのエリアだと思いますが、休前日ではなくてこの価格なら
お部屋に生花を飾るとかのサービスはあってもいいかなと思いました。
夕食もデザート以外は開始10分ぐらいですべて出されましたので、ほぼ一気出しに近いですし、
人件費を抑えているのかな?という印象を抱きました。
お部屋の露天風呂が、のっぽさんでも足が伸ばせるぐらいの広さがあれば、もっと満足できたかなぁと思います。
とはいえ、やはりお部屋に温泉が付いているのは気軽に入れていいですね♪
大浴場の改装はまだこれからのようですし、若夫婦が頑張っている様子がうかがえますので
今後に期待が持てる宿でもあると思います。
次に行くとしたら、もう一つある大きい方の露天風呂付きの部屋を試してみたいですね。


私達の宿泊時に利用した【じゃらんネット】でうおきを見るにはこちら


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