栃木 塩原温泉  松楓楼 松屋 (2008年5月泊)

2008年5月中旬、塩原温泉の「松楓楼 松屋」に泊まってきました。
今回の旅は、「自然の中で新緑を満喫してマイナスイオンでストレス解消!」というのが個人的な目標?でした(笑)。
月曜日に有休をとる予定だったため、日曜日泊で山梨や北関東方面の宿をチェックしていたところ
塩原温泉の松楓楼松屋に4月末オープンの半露天風呂付き客室があり、
7月末までは、正規料金の3,000円引きになるモニタープランを発見!
こういった期間限定のお得プランにかなり弱いワタクシ、早速予約してみました(^^;


<宿泊プランなど>
じゃらんネット使用
部屋タイプ:新館2階温泉半露天風呂付き客室
プラン名::[4月26日新館オープン]モニター割引価格プランA
宿泊料金:日曜日泊で2名1室 一人当たり19,950円*2=39,900円 のところ
       じゃらんのポイント割引で3,900円引きで、36,000円
       +入湯税150円*2名で、合計36,300円 でした。
IN/OUT:14時チェックイン11時アウト


塩原温泉までは、東京駅から直通の高速バス「もみじ号」が
1日1便あるので行きはそれを利用しました。
片道3,000円で、宿最寄の塩原福渡バス停まで
行くことができます。

東京駅八重洲口のバス乗り場10:40発で、
塩原福渡の到着予定は13:30。
途中のSAで1回休憩があります。
当日は高速も空いていて順調にバスは進み、
13:25頃に塩原福渡バス停に到着しました。

バス停から来た道を2分ほど戻ると、松屋があります。
チェックインは14時からとのことなので、荷物を預かって
いただいて、渓谷遊歩道を散歩してみることにしました。

宿と福渡バス停の間に、塩原渓谷歩道の看板があり
川沿いへと降りて行く階段があります。
新緑とせせらぎの音が気持ちよく、マイナスイオンたっぷり。
左にちょっとだけ写っている建物が松屋です。
奥には吊橋があります。

吊橋を渡った対岸には、混浴の公共露天風呂の
「岩の湯」があります。
岩の湯。手前と奥の2つの浴槽があります。
対岸からも見えるので、女性にはちょっと厳しいかなぁ。。。

遊歩道は整備されていて歩きやすいので、おススメですよ。
振り返ると、吊橋と松屋が見えます。
写真中央のガラス張りの部分が男性用の大浴場。

林の中を抜けていくと、もう一つの公共露天風呂の
「不動の湯」がありました。(下の写真 右側の屋根部分)
こちらも混浴です。
私達が行った際は男性が入浴中でしたので、
私はこれ以上近づけず(^^;
今の時期は新緑に囲まれて、気持ちよく湯浴みが
楽しめそうですね。

そろそろいい時間なので、宿へと戻ります。
遊歩道から見上げて、たぶんこの辺の部屋だろうと
予想を付けて撮った写真がドンピシャでした(^-^)

写真に赤字を入れましたが、部屋のお風呂の窓を開けると
遊歩道を歩いている人から見える可能性があります。
お風呂にはブラインドが付いていますので
気になる場合はブラインドを下ろして入るといいですよ。
私も、翌朝は使って入りました。


外観。川側からはかなり年季が入った建物のように
見えましたが、こちら側は改装されているみたいですね。
ロビー。右奥は、麦茶やコーヒーなどをセルフで頂くことができる
スペースになっていて、翌朝はそこが朝食会場にもなります。

ロビーの左側にあるおみやげ処。

フロントの対面にはパソコンコーナーがあり
自由に使うことができました。

本日泊まるのは、新館の別邸六花(りっか)。
改装したばかりだけあって、このエリアに足を踏み入れると
新しい建物の匂いがしました。

新館の半露天付き客室は3部屋あり、
和洋室2つと和室1つですが
部屋タイプの指定は今回のモニタープランではできず
宿におまかせとなります。
案内されたお部屋は、ラッキーなことに和洋室タイプの
山法師でした♪
(和洋室タイプしか宿のHPには出ていないのですが、
和室タイプよりも広いと思われます。)

それでは広ーいお部屋をご紹介します!どこもかしこも新しくて綺麗でした。
山法師のお部屋の間取り図を、宿のHPで見ることができますので、興味のある方はどうぞ。 松楓楼松屋

踏み込み。左手の障子の裏がダイニングスペース。
ダイニング。夕食はこちらでいただきます。

和室部分へは2段の段差があります。
ローベッド。ゆとりのある大きさでのっぽさんでも大丈夫でした。

和室部分の窓側は掘り炬燵になっています。
こちらには小さめの液晶テレビ。
大きな窓いっぱいに、対岸の山の緑が見えます。
リビングスペースには、大きめの液晶テレビがあります。
カウンター下には、電気ポット・金庫・再生専用DVDが
ありますので、ソフトを自分で持っていけば、
宿でもお好きな映画などが楽しめますよ。

冷蔵庫はカウンターの下にあります。差し込み式ですが
一番上の部分に少し空きがあります。
この冷蔵庫には「おやすみスイッチ」があって
就寝前にこのスイッチで切ることができるようです。

お茶淹れのサービスはありませんでしたが、
お部屋への案内時にお絞りは持ってきてくれました。
鍵は一つ。緑茶以外に昆布茶の茶筒がありました。

掘り炬燵に
座った目線から。

柔らかな緑に
日の光が当たり
一際美しく。


洗面兼脱衣所。
最近の宿では陶器のボウルを使うところが多いですが
ここはTOTOのスクエア型。
個人的には、このほうがシンプルかつ実用的で
陶器よりも使いやすいと思います。

ドライヤー完備、椅子もあり、文句なしの設備。
男性用の3点セットと、女性用の化粧水&乳液は
KOSEのボトルでした。
それ以外に塩原温泉の温泉ミストスプレーもありました♪

鏡右側に映っている上下ガラスの引き戸を開けると
半露天風呂です。

信楽焼きの湯船です。私でも足は伸ばせないサイズ(^^;
露天ではなく、大きな窓がある屋内のお風呂ですね。
温度維持のために循環されていますが、
右の縁からあふれ出しているお湯もあります。
窓を開けると、新緑を眺めつつ
澄んだ空気の中での湯浴みが楽しめますよ。
手前に植えられているのはもみじなので
秋の紅葉もまた格別でしょうね〜

入浴時目線。

お風呂の窓のそばに寄って、下を眺めるとこんな感じ。
写真下部にちょっと写っている手すりが
遊歩道から部屋を見上げた写真にもある手すりと同じもの。
なので、窓の近くでは、遊歩道から見上げたら
見えてしまう恐れがありますが、ブラインドを使えばOKです。

もう一つの難点は網戸がないこと。
夜は電気を点けたまま窓を開けると、虫が入ってきますので
要注意。

シャンプー&リンスは資生堂のTSUBAKI♪
これは女性には結構ウケがいいのでは。
ボディソープはコーセーのものでした。
椅子と風呂桶が漆塗り?なのか、光沢がある
肌触りのよいものだったことも高ポイント(^-^)

玄関側にあるトイレは、自動点灯でウォシュレットでした。
手洗い器もタオルも用意されて、設備面ではパーフェクト!


それでは大浴場へと行ってみましょう!

ロビーを抜けて大浴場へ向かう途中にライブラリーが
あります。本を借りられるのは荷物を減らせていいですよね。
奥の階段を下りていくと大浴場があります。
ライブラリーの手前には自販機コーナー。
アイスや飲料があります。500mlのお茶のペットボトルが
160円でした。

大浴場へと降りる階段の踊り場に、外へと通じるドアがあり、
岩の湯&不動の湯へは、こちらから出ると近いです。
ドアを開けたところ。吊橋までの距離も近いので
岩の湯までなら徒歩1〜2分では。

青い暖簾が、男性用の福助の湯。オレンジの暖簾が
女性用のお多福の湯。男性用のほうは遊歩道から
見えるからでしょうか、入れ替えはありません。
温泉成分表。
ナトリウム・カルシウム塩化物硫酸塩泉で、
泉温は59度だそうです。

まずは福助の湯から。
かけ流しと循環併用の説明がありました。





不規則な形の浴槽ですね。
10人入ると窮屈かも?というぐらいの大きさだそうです。

入浴時目線。

窓が大きく
開放感のある
内湯です。

左の扉から、露天風呂への通路に出ます。
窓の向こうには吊橋が見えますね。
露天風呂へ通じる通路へのドアを開けると
まず階段が。

この露天風呂への階段、実は右に見える遊歩道から
見えちゃうらしいです。一応、目隠しはあるようですが。。。
階段を下りてからは通路を少し歩きます。
右手奥が露天風呂。

露天風呂の手前には楓の木。
吊橋とかなり距離が近く、たぶん向こうからも見えますね。
男女入替が無いのは、このためでしょうね〜

写真右上のガラス窓が男性用の大浴場。
ちょっと離れてるので、冬は寒いかも?
一角にはかけ湯をする場所があります。
奥には椅子が2つあって、湯上りに休めるようになっています。

入浴時目線。

新緑が眼に
清々しいですね。

正面には岩の湯
も見えています。


続いては女性用のお多福の湯。スリッパ置場の上には、
ささやかながらも花が飾られていました。
洗面台は写真に写っている他にもあり、全部で4つ。
化粧水&乳液もありました。

脱衣棚。チェックイン直後に行った際は、日帰り入浴の方が
男女ともに結構いたようです。
カランは7〜8個はあったかな。
シャンプー類はコーセーのものでした。

内湯。写真を見たのっぽさんが「小さいな」と驚いていたので
男性用とは差があるかも。4〜5人ぐらい入れるでしょうか。
男性用と異なり、窓の下部は曇りガラス風になっていました。
露天風呂。男性用とは異なり、内湯からは数歩で来られます。
ここも4〜5人ぐらい入れる大きさかな。

入浴時目線。植栽が多いので、その隙間から
対岸の山や川が見える感じです。
わかりにくいですが、真ん中下部に岩の湯の浴槽が見えます。
おそらくそのために植栽が必要なんでしょうね。

大浴場に掲示されていた案内です。
午前10時〜午後11時、ラウンジにて
コーヒー、紅茶、ココア、麦茶、冷水が
自由にいただけるとのこと。

早速、湯上り時にラウンジに来てみました。
一番右はお湯で、ティーバッグの紅茶やココアに使います。
このラウンジも川沿いのため眺めがよいです。
翌朝はここが朝食会場になります。


夕食は、部屋のダイニングに準備されます。希望すれば、掘り炬燵のほうでも食べられるそうです。
開始時間は選べたと思うのですが・・・忘れました(^^ゞ 私達は18時開始でお願いしました。
夕食には、松・竹・梅のランクがありますが、私達のプランでは、デフォルトは梅でした。 松や竹にランクアップも可能です。

18時ちょうどぐらいに支度が始まり、食卓に着いたのが18:10。
「ご飯を先にお持ちしますか?」と尋ねられたのでお願いしましたら、18:15の時点で、ご飯と汁物、デザートまで
一気に運ばれました。デザートまで一気出しというのは、ちょっといかがなものでしょうか・・・

実は今回の旅行前から、私は風邪を引いていて微熱があり、味覚もいまひとつの状態でした。
それに加えて、疲れていたところに湯冷めしてしまったのでしょうか、夕方からのっぽさんが急に頭痛や寒気・食欲不振を訴えて
あまり夕食をいただくことができませんでした。なので、夕食については、あまりコメントできません。
お品書きがありましたので、メニューと写真のご紹介程度になってしまいますが、以下に載せますね。

写真中央下から時計周りに

食前酒:なし酒
膳菜:
・ゴルゴンゾーラチーズ豆腐 ラディッシュ ジュレ
・大田原白美人葱 辛子酢味噌
・那須ウド 黄身酢
・青菜金平
・矢板コンニャク土佐煮

全体的に地のものを使ったあっさりめの献立ですね。
チーズ豆腐は、チーズそのまんまの風味がありました。

下  造り:季節盛り マグロと湯葉と海老

左上 留肴:八汐鱒 パプリカ 玉葱
       水前寺のり 自家製豆腐

右上 蓋物:栃木軍鶏団子黒酢煮
       大根 人参 うずら卵 空豆

鉄板焼きは、肉か海鮮かを選択できます。
肉は那須ピュアポーク。海鮮は海老と白身魚と?
椎茸、青唐が付け合せ。
肉のほうは味噌ダレと醤油ダレがありました。



右下 焼物 :那珂川鮎塩焼き ひすい梅

左下 進肴 :丸茄子炒り出し 鰆 そば米 スナックエンドウ

左上 水菓子:季節のフルーツ 西瓜

右上 香の物:五種盛り

右 食事:白飯 じゃこ有馬山椒煮

左 止椀:姫茸 椎茸 絹さや 蛇の目大根 三枚肉


せっかくのお食事、2人とも完食できずに残念でした。。。

夕ご飯が終わり、フロントに電話して食器を下げていただくよう
お願いした際に、水枕と風邪薬もお願いしました。
部屋の宿案内の冊子に、必要な場合にはそういったものを
貸し出しする旨の案内が載っており、助かりました。
体調が悪いときには、ありがたいサービスでした。
お世話になりました。


写真は、食後に持ってきていただいた
新しいお茶セットと冷水ポット(右)です。

朝食はバイキングスタイルで、朝7時半(?忘れました)から
9時の間に自由にいただくことができます。
私達は8時半ぐらいに行きました。
和食に合うおかずが多いですが、ベーコンなどもありました。
ご飯・おかゆも選択でき、奥にはパンもあったようです。
パンを温めるトースターもあるのがいいですね。
私達は、今回2人ともおかゆだったので、
パンはいただかなかったのですが。

のっぽさんが取ってきた朝ご飯です。

冷たい飲みものは、牛乳やオレンジジュース、
アップルジュースなどがあったかな。
もちろん、コーヒーや紅茶もいただけます。
あまり芳しくない体調でも、おいしくいただける
優しい味のおかずでした。

宿最寄のバス停から
JRの駅へと向かい
まっすぐ帰ります。

バスの時間が
11:08なので11時
前にチェックアウト。

写真はバス停付近から撮った新緑の木々です。
塩原は自然が豊かでいいですね。



今回はモニタープランということで、新装オープンとなった半露天風呂付きの客室にお得に泊まることができました。
客室の広さ・設備や備品などは文句なし。今まで泊まった宿の中でも、かなりイイ!
それに部屋からの眺めが素晴らしいです。新緑の時期だったこともありますが、清流と山の眺めに癒されました。
これで、じゃらんのポイント割引利用で18,000円で泊まれて、21時間ステイができるのは、高ポイントです。

安く泊まっておきながら言うのもなんですが、リビングコーナーの椅子が、よく広縁にあるようなタイプの椅子ではなく
寛ぎ度の高い座り心地のよいソファがあったら、もっと快適でしょうね。
あとは、足を伸ばせない半露天風呂の大きさが残念な気もしますが、スペース的には仕方ないのかな。。。

お食事は、量・味ともに普通かな?と思います。上にも書きましたが、夫婦そろって体調がいまひとつだったため
ちゃんといただけていないので、大したコメントはできないのですが・・(^^;
体調不良に際しても、薬や水枕などのサービスで対応していただき、宿のスタッフにはお世話になりました。
川側から見る外観など、古さを感じる面もありますが、頑張っている宿だと思います。


私達の宿泊時に利用した【じゃらんネット】で松屋を見るにはこちら



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