2008年12月下旬、年末の福島への帰省ついでに、両親と私達夫婦の4人で温泉に行くことにしました。 去年の鎌先温泉を選んだ際と同様に(以下去年の鎌先レポからコピー ^^;) ・そこそこ大型旅館で、できればエレベーターがあること ・大浴場に露天風呂が隣接していること ・実家から車で1時間程度の距離 といったポイントで宿を検討。 ネットでお付き合いのある方々が続々と行かれて、評判もとってもよい鎌先温泉の「湯主一條」も 気になっていたのですが、あいにく希望の日程に空きがありませんでした。。。 もうひとつ、県内にある岳温泉の「扇や」も、お友達ポルポさんのサイト「温泉に行こうよ」での hideさんの投稿レポートで、コストパフォーマンスが良く高評価で、「いつか行こう」とチェックしていました。 ある日、泊まりたい日程で以前は無かった空き室を発見〜!!愛用のじゃらんのサイトから、速攻クリックで予約しました♪ 今回は、庶民の我が家には日頃縁遠い?二間続きの「特別室」のプラン利用です(^-^)。 どんなお部屋かな〜、と行く前から楽しみでした。 |
<宿泊プランなど> じゃらんネット使用 部屋タイプ:【特別室】和室が2部屋とソファースペースがある特別室 プラン名:【じゃプラン】4名揃えばお得な特別室プラン 宿泊料金:4名1室 一人当たり17,000円*4=68,000円 +入湯税150円*4名で、合計68,600円 でした。 IN/OUT:15時チェックイン10時アウト |
前日から冬型の気圧配置が強まったとのことで 当日、福島駅で新幹線を降りたところ、雪模様でした。 福島市内でも13cmの積雪です。 神奈川と違って、やはり寒い〜! 岳温泉までは、郡山駅からのシャトルバス(要予約)も ありますし、扇やでは二本松駅からの送迎もありましたが 私達は、福島から両親の車に同乗して、お昼ご飯を 食べた後で、宿へと向かうことにしました。 |
福島から岳温泉へ向かうメインルートは2つありますが 実家から近いのは、土湯温泉方面の峠を抜けて行く コースです。 今回も、運転担当の父はそちらをセレクトしたのですが・・・ 雪&強風による地吹雪がスゴかったです(^^; 私は十数年ぶりの地吹雪体験、山陰出身ののっぽさんも こんな地吹雪は初めてだったそうです。 どこまでが道路なのか全くわからず、 家族4人で緊張した一時を過ごしました(笑) 写真は、もう岳温泉に近づいて標高も下がってきたので 視界が開けてほっと一安心した辺りでの一枚です。 母には、「来年から年末の温泉に行くなら(実家から一番近い) 飯坂でいいからね!」と言われてしまいました。。。 両親もあれほどの地吹雪は久しぶりだったらしい。。。 |
15分ほど早めに着くかも、と思っていたのですが 地吹雪で徐行してきたため、15時ちょうどの到着となりました。 玄関の前で車を降りると、宿の担当の方が駐車場へ 車を運んでくれます。 写真は、玄関左側にあった小さな滝のような場所。 見事に凍り付いています。強風のため、とっても寒い〜! 岳温泉は、安達太良山麓の標高約600mに位置する 温泉地ですが、福島市内よりもだいぶ寒く感じました。 |
男性の方に案内されて今日のお部屋へ。 案内の際、荷物は一部持っていただきました。 お部屋は3階で、エレベーターを降りて正面にある 「かたくり」でした。 写真は、共用の廊下からお部屋に入るところの引き戸です。 ここで鍵をかけられます。 「野の花一輪香る宿」というのが、宿のキャッチフレーズの ようですが、 左上の部屋名のプレートのところにも 生花が飾られていました。(これは全室そのようでした) |
引き戸を開けてすぐ左手にある飾り棚には牛の置物が。 下には暖房設備があり、このお部屋内の廊下も暖かくて 快適でした。 |
お部屋内の廊下。左手一番手前のドアは業務用のようです。 左手の真ん中はトイレ、一番奥は洗面所とお風呂になります。 正面のドアを開けるとお部屋です。 |
上の写真の廊下の 右手の窓からは 中庭が見下ろせます。 けっこうな量の雪が 積もっていました。 |
特別室には和室2間+6畳ほどのリビングがあり、かなり広いです。 リビング部分には冷蔵庫が2つあり、上のほうは持ち込み専用のもので、中は空っぽになっています。 持ち込み専用の冷蔵庫があるなんて、珍しいですよね。 リビングには専用の暖房があるので、こちらのスペースも暖かいですよ。 テレビの裏側に、お部屋へのドアがあります。 |
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リビングスペースの隣の和室は12畳あり、こちらにもテレビがあります。「扇や」なだけあって、襖絵も扇でした。 しばらくすると女性のお部屋担当の方が来て、お茶を淹れてくれました。 この方が、夕食〜翌日の朝食までずっと担当してくださいます。 hideさんのレポでも接客が高評価でしたが、にこやかで感じのいい方でした。 |
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お迎え菓子は甘栗きららとごぼう煎餅。 甘栗きららは、栗まんじゅうのようなお菓子だったかな。 それぞれ、なかなかおいしかったですよ。 (3つしかないのは、母が既に食べたからです。) 座卓の上にも生花が飾られていましたし、 床の間にも活花がありました。 お部屋の鍵はひとつです。 |
床の間の右側には、9月の戸倉上山田温泉の亀屋にもあった 5つに分けて入れられるセーフティーボックスがありました。 今回は4人で泊まったので、それぞれ活躍しましたよ。 |
窓からの眺めは中庭です。 (私と母が写りこんだ写真しかなくてスミマセン(^^ゞ) ちなみに私と母が持っているのは、女性だけに用意される 布製のお風呂用バッグです。あると便利なんですよね〜♪ |
こちらは7.5畳の和室。右側が12畳の主室になります。 この部屋にはコタツが用意されていました♪ 廊下、リビング、主室、副室のそれぞれに暖房設備があり 寒い思いは全くしませんでした。 事前に、お部屋もちゃんと暖められていましたよ(^-^) |
左の写真の反対方向から。 右の襖は押入れ、正面の襖はリビングへとつながります。 リビングから各部屋へ出入りでき、使いやすい間取りでした。 また、些細なことですが、各部屋にゴミ箱とティッシュが 用意されているのも便利でした。 |
特別室なだけあって、天井も趣がありました。 こういった、普段は目に付かないようなところに 凝っているのですね〜 ちょうど非常灯が写っています。 これが深夜に活躍することになるとは この時はまだ知らない私達でした。。。(笑) |
洗面台。ドライヤーも風力が強く、使いやすかったです。 ハンドソープの容器が陶器製でカワイイです。 アメニティは普通かな。コットンとヘチマ水がありました。 |
使いませんでしたが、お部屋のバス。 ささやかですが、グリーンが飾られているのはいいですね。 |
お部屋のトイレ。男性用と女性用がありました。 特筆すべきは、ここにもパネルヒーターがあって 寒さ対策がなされていたこと! 素晴らしいですね〜。 |
トイレに付属の洗面台。 普通の洗面台並みのスペースがあります。 ペーパータオルも用意されていました。 |
それではお風呂へ行ってみましょう! 今回は両親と一緒でしたので、のっぽさん撮影の男性用のお風呂の写真しかありません。 この宿は、お風呂の男女入れ替えもありませんので、片方だけのご紹介になります。スミマセン。 |
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左上の写真: 1階にある大浴場へ向かう廊下からは、中庭が眺められます。 水車はすっかり凍り付いていました。 右上の写真: 3階部分、一番右側の窓が私達の泊まった部屋の主室の窓。 その左がリビングの窓で、その次の引っ込んだところ、 電灯が点いている窓が、部屋の中の廊下にあたります。 こうして見ても、ずいぶん広いお部屋なんだなぁと思いました。 左の写真: 20cmぐらいの積雪がありますね。 正面のガラス張りの部屋は、翌日の朝食会場になります。 |
大浴場前にはマッサージチェアが1台ありました。 使っていないので詳細は不明ですが お金を入れる場所が見当たらないので無料かな? |
冷水も用意されていました。 奥には自販機もあり、500mlのお茶が180円でした。 |
男性用の「光太郎の湯」の脱衣所。ちなみに女性用は 「智恵子の湯」。「智恵子抄」にちなんでいるんですね。 宿の規模としては妥当な広さかと思います。 |
洗面台は3つ。女性用のほうにもありましたが 紙コップが用意されていたので、こちらの水を飲んでみました。 スゴク冷たいです〜! |
「光太郎の湯」のカランは5個です。(女性用も5個でした) 部屋数にしたら、ちょっと少ないかもしれません。 隣と仕切りがあると、使いやすくていいですよね。 |
男性用は長方形の湯船なんですね〜(湯気がスゴイ。。。) ちなみに女性用はレトロな感じの丸型でした。 お湯は掛け流し♪適温でのんびり湯浴みを楽しめました。 |
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内風呂から露天風呂へは7〜8歩ぐらいで行けるそうです。 この極寒の時期、露天への距離があると寒いものですが、 これぐらいなら大丈夫ですよね。 こちらの露天には屋根がないので、雪が落ちてくるそうです。 女性用の露天風呂も同じような樽風呂ですが、 屋根はありました。 3人ぐらいなら入れそうな大きさです。 |
1階エレベーター前にある湯上がり処です。 右側のカウンターがフロント。 新聞や雑誌も置かれていて、書籍類はお部屋に持ち帰って 読むこともできます。 |
こちらの湯上がり処では、セルフサービスで コーヒー(自動ドリップの機械があります)・紅茶(ティーバッグ) 梅こぶ茶・冷緑茶 などが頂けます!嬉しいサービスですよね。 私と母も、湯上がり時にいろいろ頂いてみました♪ |
夕食は18時からお願いし、お部屋まで迎えに来てくれた担当の女性に案内されて、2階の個室食事処へとむかいました。 個室食事処と言っても、大広間を天井まである可動式のパーティションで区切った感じのお部屋なので、隣の声は筒抜けです。 それでも、やはり個室ですから、寛げるのはいいですよね。掘り炬燵形式で楽でしたし、足元も床暖房で暖かかったです。 |
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最初にセットされていたものです。 前菜:季節の炊き寄せ 造里:海風まかせ 台の物:あだたら酵母牛しゃぶしゃぶ 食前酒は梅酒だったかな?? それぞれの味はもうだいぶ忘れてしまったのですが(^^ゞ 前菜は、どれもおいしかったと思います。 お造りは、まぁ普通でしたね。 しゃぶしゃぶのお肉は、いい味でしたよ。 |
先椀:とり団子 せり 焼き葱 熱々の状態で出されました。 出汁が美味しかったです。 |
焼き物:つむぶり柚庵焼き 干し柿にバターを挟んだものが 添えられていて、珍しかったです。 煮物:小かぶ 海老 舞茸の炊き合わせ どちらも薄味で上品な味付けでした。 |
揚げ物:きのこの天麩羅 抹茶塩でいただきます。 これも熱々の揚げたてを持ってきてくれました。 |
食事:五目御飯(地元大玉村産のこしひかりを使用) 香の物 止椀:大根 人参 牛蒡 豆腐 三つ葉 |
水菓子:スイートポテト お茶も入れていただきました。 このスイートポテトは、バターの風味がきいてましたよ。 別注のビール(瓶)は735円、 日本酒(熱燗)は630円でした。 このデザートが運ばれたのが20時で、 食事開始〜終了まで2時間かかりました。 途中でだいぶ待つ時間があり、 ちょっと間延びしたのが残念な点でしたが 量も充分ですし、美味しくいただけるお食事でした。 |
朝食は、1階のダイニングで いただきます。 ハーフバイキング形式で カゴに入ったおかずと 右上のお味噌汁は 最初に用意されています。 左下のお皿(野菜や卵焼きなど)と、 その右上の茄子の煮浸し、ヨーグルトはバイキングで 取ってきたものです。 オレンジジュースや牛乳、 コーヒーなども自分で 選べます。 |
前評判どおり、コストパフォーマンスの高い宿だと思います。 なんといっても今回は、大人4人ならお得に特別室に泊まれるプランを利用したので 広くて快適なお部屋に17,000円で泊まることができて、満足でした。 お食事も、hideさんのレポで「覚楽=扇や のレベルで、1万円台で泊まれる宿としては大満足」というような内容が 書かれていましたが、私もそう思いました。 強いて言えば、大浴場のカランの数が5つなので、私が利用した際にはちょっと待ち時間が発生していました。 新しくてピカピカ、という宿ではありませんが、メンテナンスもきちんとされていて快適ですし、 おもてなしの気持ちを感じることができるので、気持ちよく滞在できると思います。 両親世代との旅行には、なかなか合った宿でよかったです(^-^) オマケ話1: 宿泊した日は荒れ模様の天気で、強風のため深夜2時から4時半まで停電となりました。 眠っていたら、いきなり天井の非常灯が点き、目が覚めたのです。 非常灯も1時間後ぐらいには消えてしまい、辺りは真っ暗・・・。 お部屋の中を探したのですが、懐中電灯が見当たらなかったのでちょっと不便でした。 今まで、懐中電灯の有無など気にしたことがなかったのですが、やはりこういった事態の時のために あったほうがよい装備なのではないかと思いました。停電なんて滅多にないんでしょうけどね。。。(^^; オマケ話2: この日は私の3○歳の誕生日でした♪ のっぽさんが花束を手配してくれていたので、宿の方もそれに気付いてくださって 朝食の際に、担当の女性の方からウサギ柄の手ぬぐいのプレゼントをいただきましたヨ(^-^) お心遣いありがとうございました♪ |