2009年3月、今回も2月に引き続き、JR東日本のびゅうで出しているプランを利用して 夫婦で一緒に行くのは初めてとなる、山形県のかみのやま温泉へ行くことにしました。 今回利用のびゅうのパンフレットは「山形・宮城 冬の温泉スペシャル」で ・往復列車限定 ・往復のJR+1泊2食、東京駅発着で、大人1名20,000〜24,000円と 先月の「ジャスト伊豆」に引き続き、交通費込みの格安プラン! 出ている宿は、山形6宮城4の合計10ありましたが その中から選択したのが、かみのやま温泉「葉山館」です。 14時イン11時アウトで21時間ステイができること、全室に温泉内風呂が付いていることが 今回のセレクトの決め手となりました。 |
<宿泊プランなど> JR東日本びゅう「山形・宮城 冬の温泉スペシャル」使用 部屋タイプ:四季亭 バス・トイレ付き和室(10畳、5名定員) 宿泊料金:平日泊 2名1室 往復のJR料金込みで、一人当たり20,000円 今回は期間限定の「えきねっと」のキャンペーン利用で、そこからさらに10%引きとなり 一人当たり18,000円でした。 IN/OUT:14:00チェックイン 11:00アウト |
上にも書いたように、利用できる列車は限定されていて、 往路は3本の山形新幹線から選ぶことになります。 私達は、11時台に東京駅を出発する 「つばさ」に乗ることにしました。 東京〜かみのやま温泉駅までは、2時間40分強の 行程となります。 |
今回は東京駅出発なので、掲示板で話題になっていた 駅弁家「旨井門」で、夫婦それぞれ駅弁をゲット♪ 私が「うにご飯」、 のっぽさんは「えび千両ちらし」です。 マウスをあわせると、蓋を取った写真になりま〜す。 うに好きの方には、先日食べた「うに一途」のほうが おススメかも。 「えび千両」のほうは、卵焼きが主役に見えますが 実はその下に魚介類が隠れていて けっこうボリュームもあり、得した気分になったそうです。 私達夫婦は下戸なので、もちろんビールではなく、 お茶と共に頂きました(^^ゞ。 |
, |
14時〜18時の間、送迎があるとのことでしたので、 事前に14時でお願いしてありました。 温泉最寄の駅でよく見る旅館の旗を持ったお迎えの方に 名乗って、葉山館のマイクロバスに乗り込みました。 休日泊だったので空いているかと思っていたのですが、 バスが満席(補助席も使用)でびっくり。 |
駅からは5分ほどで宿に到着。 写真はエントランス付近です。 同じマイクロバスに20人ぐらい乗り込んでいたので チェックインの手続きは、少々混みあいました。 ラウンジで、梅こぶ茶をいただきながら待ちます。 ラウンジにはデザイナーズチェアがたくさんあって なかなか素敵な雰囲気なのですが 今回は写真が撮れませんでした。。。 |
14時半頃、女性の方に私の分の 荷物を持っていただいて お部屋へと案内されました。 葉山館の客室には 今回私達が泊まる四季亭、華葉亭、 翠葉亭の3タイプあり、 四季亭が一番庶民派価格です(^^ゞ。 翠葉亭は、各部屋のバルコニーに 専用の足湯が付き、眺めも いいようですよ。 (もちろんお食事内容も違います) |
四季亭は、このような中庭に面してお部屋が並んでいます。 この日は雨だったのですが、晴れていたら吹き抜けから 光が入り、もっと明るい雰囲気ではないかと思います。 |
お部屋は311「阿佐美」(アザミ)です。 四季折々の植物がお部屋の名前になっているようですね。 玄関にお花はありませんが、アザミの絵が飾られていました。 |
玄関を上がると踏み込みがあって、左手がお部屋、 正面が洗面所。 写真には写ってないですが、右に冷蔵庫があります。 |
冷蔵庫のスペースには余裕があり、持ち込んだものを入れる ことができます。館内の売店では、500mlのお茶が160円だった かな。冷蔵庫の上には最初から冷水があり、嬉しかったです♪ |
お部屋は10畳の和室。この日は雨だったこともあり、 ちょっと暗い感じですね。 正面の障子を開けると、斜面がすぐ前にあり、その上に別の お宿「古窯」が建っているので、あまり開けられないかな。 |
眺望が良くない分、右手に坪庭を設けてあって そちらの窓を大きくとって採光を図っているようです。 お部屋の内風呂もこの坪庭に面しているんですよ。 |
テーブル+椅子スペースの奥がクローゼットになっています。 ここに荷物も置けて、部屋をスッキリと使えるので 個人的にはこういった空間があるのは嬉しいです。 |
今回のような格安プラン利用でも、浴衣は朝用+夜用の 二枚ありました♪ のっぽさんには特大を出していただきました。 |
テーブル+椅子スペースから、お部屋の入り口側を 撮ったもの。 |
坪庭から、お部屋と内風呂を撮ったもの。 位置関係がわかりやすいかと思います。 |
洗面台のアメニティは男性用3点セットとハンドソープのみ。 個人的には、ヘアゴムがあったのは嬉しかったです♪ バスタオル&タオルは一人一枚ずつで、女性にのみ 移動用のカゴバッグがありました。 |
お部屋のお風呂では、源泉かけ流しが楽しめます。 宿のサイトに載っている石井宏子さんの 「葉山館の温泉ビューティレポート」によると いろいろな成分がバランス良く溶け込んでいる“美人カクテル” のようなお湯なんですって!これは気合を入れて入らねば。 |
お部屋のお風呂は檜です! 大きさの比較のために、私が入ってみた写真を↑に載せますね(^^ゞ 小柄な私は足を伸ばして入れましたが、 長身ののっぽさんにはちょっと狭いかな。 湯温が、分析表では42度となっていましたが、 実際はもっと熱かったと思います。 源泉100%で入りたかったので、ちょっとずつお湯を出して 3時間ぐらいかけて溜めました。 透明で無臭のお湯ですが、美肌の湯ということで 湯上がり後もしっとり感のあるいいお湯でした(^^♪ |
シャンプー類はポーラのエステロワイエのもの。 なかなか使い心地が良かったです。 シャワーの水圧も強くて快適でした。 |
入浴時目線は坪庭。ブラインドを下ろして入ることもできます。 はめ殺しの大きな窓の上下は開けられますが、もうちょっと 大きく開けられると、もっと外気を感じて入れるのにな。。。 |
お迎え菓子はお饅頭。普通に美味しかったそうです。 写っていませんが、お部屋の鍵は一つでした。 |
翌日の朝食は、和食/洋食から選択可能で、夕食時に希望を 伝えます。座卓の上にメニューがあり、それを見ながら じっくりと考えて決められるのがいいですね。 |
上でも書いたように、お部屋のお風呂では源泉100%を楽しむために、ちょっとずつお湯を溜めることにしたので まずは大浴場へと行ってみます! 女性用の大浴場は何度か行ってみましたが、いつも他のお客様がいらしたため写真が撮れませんでした。 ですので、今回のレポでは男性用の大浴場のみご紹介しますね。 女性用も、ほぼ同じような造りで、あまり差がないと思います。(そのためか男女入れ替えはありませんでした) 大浴場のお風呂は、温度維持のために循環されているそうです。 |
|
大浴場は、私達が泊まった部屋と同じ3階にあり、 わりと近くで行きやすかったです。 入り口には「殿の湯」と「姫の湯」の暖簾がかかっていました。 |
入り口の反対側には湯上がり処があり、冷たい麦茶が 用意されていました。湯上がりの水分補給が手軽にできて、 嬉しいんですよね♪ (個人的に、これは、できればどこの宿でも欲しいサービス・・・) |
脱衣所。全室に温泉内風呂付きのためか、それほど 混まなかったのでスペース的には充分かと思いました。 |
洗面台は4つ。ドライヤーは2台あったかと思います。 |
脱衣所から見た内風呂。すぐ外には露天風呂があります。 |
脱衣所からは、数段の階段を降りる感じになります。 |
階段の手前左側には、数種類のシャンプー&コンディショナーが 置かれていて、好きなものを選んで使うことができます。 確か、このサービスは、「船山温泉」でもありますよね・・・? (まだ行ったことは無いのですが) ブランドは普通に市販されている LUX、アジェンス、TSUBAKI、モッズヘアー などがありました。 シャワーのところには、お部屋と同じブランド ポーラのエステロワイエのものが置かれていますので 選ぶのが面倒な方は、それを使うことができます。 |
カランは8つだったかな?? シャワーの水圧も高くて温度調整もスムーズでした。 |
露天風呂への扉は二重になっているので、寒い時期の 露天への出入りで、他の方に寒い思いをさせずにすみますね。 |
露天風呂は、中庭に面しているので眺望は期待できませんが、 まずまずの開放感。お地蔵さん?も愛嬌がありますね(^-^)。 屋根が無いので、この日のように雨だとちょっと入りにくいかも。 |
美肌の湯を堪能して磨きをかけた(?)後は、夕ご飯まで寛ぎタイムです(^-^) |
|
3階の私達のお部屋の近くに、こんなライブラリースペースが ありました。 座り心地の良さそうなデザイナーズチェアが置かれていて、 ライティングもお洒落ですね〜 |
私も奥のソファで、本を読んでいました。 読書灯もあり、シャンソンのBGMを聞きながら 快適に過ごすことができましたよ。 |
1階のラウンジの隣には売店があり、こちらで飲み物も 購入できます。(自販機は見当たらなかったような。。。) 自宅用に高畠ファームの「さくらんぼ」と「ラ・フランス」のジャムを 購入しましたが、果肉感のあるなかなか美味しいものでした♪ |
夕食の開始時間は、18時/18時半から選べたような??(忘れました・・・) 私達は18時からでお願いしました。 四季亭に宿泊の場合は、個室食事処でいただきます。 |
食前酒は地元のぶどう液とワインのブレンドで ヒアルロン酸ゼリー入り!お肌に良さそう♪ 下戸にも飲みやすい甘めのお味でした。 |
前菜は、左上から みずこぶ梅鰹、行者ニンニク帆立、 真ん中がコゴミのお浸し、蕗のとう味噌煮、イカ沖漬け です。 地の物を生かしていて、なかなか美味しかったです。 |
もずく酢 蟹身。もずくなら普通に家ですぐに食べられるので あまり有難みが無いかも・・? |
和牛ローストビーフ サラダ野菜。 個人的に、あまりローストビーフ好きではないのです(^^; 米沢牛とは書かれていないので、きっと違うんでしょうね。 |
ここまでご紹介したお料理と、香の物は最初から セッティングされていました。 香の物は自家製なのかな、ちょうどよい漬かり具合で おいしく頂きました。 食事開始と同時に、鍋物の固形燃料が点火されます。 「ご飯を早めにお出ししますか?」と聞いてくださったので、 下戸の私達夫婦はお願いしました。 |
5分後ぐらいに、お刺身とご飯が一緒に運ばれました。 お米は地元の「はえぬき」です。 このご飯がツヤツヤでふっくら美味しくて、 のっぽさん3杯+私1.5杯で、お櫃を空にしました。 お料理のボリュームがあまりなかったので、 もっとご飯があってもよかったかも(^^; お刺身は普通ですが、帆立は前菜と食材がかぶりますね。。。 |
鍋物は、「葉山館特製がんもの山の幸鍋」。 その名のとおりメインはがんも+長ネギとわらび・ぜんまいなど。 ちょうど鍋が煮立つころに、止椀も運ばれてきました。 汁物がかぶってしまったので、両方熱々の状態でいただくには ちょっと気忙しかったかな。 止椀は「鰯のつみれ山菜汁」 鍋も山菜、こちらも山菜なので、やはり食材がかぶります。 両方ともお醤油ベースなので、味も似てました。 |
子持ち白魚の茶碗蒸し。 食事開始30分後ぐらいに熱々で運んでいただきました。 個人的にはこれが一番美味しかったです♪ 白魚の卵のプチプチした食感と、クリーミーで薄味の 茶碗蒸しの味わいがマッチしていました。 |
フルーツの新米はえぬきフォンデュと里芋の焼き林檎包み。 盛り付けもきれいで、ありきたりな旅館のデザートとは 一味違います。新米のソースはカルピスのような風味で新鮮。 里芋のほうはモチモチとした歯ごたえで、なんとなく和風の味。 こちらも美味しかったです(^^) ごちそうさまでした。 |
食事をすませて部屋へ戻ると、お布団が敷いてありました。 マットレスもあり、清潔な寝具で暖かく休めましたよ。 枕は、二つ折りにするなどして高さを調整できるタイプ。 固め&低めが好みなので、低いほうに調整して ちょうどよかったです。 |
朝食も、昨晩と同じ個室食事処でいただきます。 開始時間は8時/8時半から選べたと思うのですが、 もしかすると7時半もあったかもしれません。 私達は8時半でお願いしました。 夕食終了の際に、朝食の和洋選択を聞かれますので のっぽさんは洋食、私は和食にしました。 ウチの掲示板にも来てくださっている太夫さんが洋食を勧めてらしたので 最後までかな〜り迷ったんですが、夕食のご飯が美味しかったし 地元の納豆が食べてみたかったのです(^^ゞ |
こちらが和食。 少しずついろいろあって 美味しかったですよ。 ・野菜とフルーツの生絞りジュース ・自家製豆腐 ・自家製鬼味噌付け野菜 ・季節のお浸し ・山菜煮付け ・温泉卵 ・上山納豆 ・寒干し大根の湯葉餡かけ ・油麩の味噌汁 ・鰯の丸干し |
こちらは洋食。和食よりボリュームがあるかも。 ジュースは和食と同じものです。 右下はミニハンバーグカレーソース。 卵料理は二品から選べますが のっぽさんは茸とチーズのキッシュをセレクト。 (もう一品はオムレツです) |
左上からポテトサラダ、カマンベールチーズ、 トマトのバジル風味煮、槍イカのマリネ。 |
カルボハムステーキ。 固形燃料で、自分の好みの焼き加減で。 |
パンは自家製なのかな、暖かかったそうです。 スープは豆乳のコーンスープ。 |
グレープフルーツ。 コーヒーはポットに3杯分あったので、私も頂きました(^-^) |
11時チェックアウトなので、朝食後も部屋のお風呂に入って 美肌の湯に名残を惜しみました(^^) 11:11かみのやま温泉駅発のつばさを予約していたので 10:50葉山館発のマイクロバスで、宿を後にしました。 (今回はまったく観光無しでした・・・^^ゞ) |
今回も2月のジャスト伊豆に続いて、JR東日本の「びゅう」で出しているプランの利用となりました。 通常、東京〜かみのやま温泉間は、運賃+新幹線特急券で、片道11,030円になります。 ということは、往復で22,000円強ですよね・・・ そんなかみのやま温泉のお宿に、JR料金込みで、一人当たり18,000円ジャストで(←今回はキャンペーン利用で特別) 泊まれてしまったのですから、コストパフォーマンス的には、文句のあろうはずもございません(^-^)。 今回の葉山館は、じゃらんではハイクラス表示のお宿になります。 ですので、庶民派の我が家にとっては、館内やサービスなども文句なしで、快適に滞在できました。 全室に温泉内風呂付きで、お部屋で源泉100%の掛け流しのお湯を満喫できたのも 高ポイントでした♪美肌の湯、というだけあって、しっとりした肌触りになるお湯でしたよ〜。 お料理は、今回のプランのお値段なりに、お宿側も知恵を絞って少ないコストで提供しているんだろうなぁ、と 思う内容ではありましたが、地の食材を中心としたメニューで、米沢牛などの豪華な食材はないものの 普通にいただくことができました。 お食事重視の方は、通常のプランで行かれるほうが満足度が高いかな?とは思いますが 格安のお値段で、新幹線を使って楽にかみのやま温泉に行きたい!という方は、 候補に入れてみてもよいのではないでしょうか。 毎年、冬の時期(1月半ば〜3月末)には、このプランが「びゅう」から出るそうですので、 もし気になった方は、来年チェックしてみてください(^_-)☆ (↑またもやJRの回し者っぽい私・・・^^;) |