神奈川 湯河原温泉  白雲荘 (2009年3月泊)

2009年3月、今回はのっぽさんの勤務先の福利厚生の一環で2万円分のポイントを使って、
お得に温泉宿に行くことになりました。
そのポイントの期限は3月末、そのことに気付いたのは3月頭・・・(^^ゞ
(いつものことながら?計画性の無さが露呈してしまいました)
宿泊金額の最大50%分までポイント利用が可能なので、1回で使いきるためには
夫婦合計で4万円以上の宿に行く必要がありました。
3月は後半に山形の上山温泉行きを予定していたため、近場でかつ限られた日程で
福利厚生で提携している宿の中から空きを探した結果、湯河原温泉の白雲荘に決定しました。


<宿泊プランなど>
のっぽさん勤務先の福利厚生サイトから一泊二食プランで申し込み
宿泊料金:2名1室 一人当たり22,250円(←おそらく福利厚生提携価格)
               22,250*2=合計44,500円から
               20,000円分ポイント使用で、24,500円を支払
IN/OUT:14:30チェックイン 10:30アウト
部屋数:17室(うち8室は露天風呂付き)


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自宅から湯河原までは、
車で2時間ほど。
のんびり出発したら、
チェックインの14:30に合わせて
到着の予定が、15時過ぎに
なってしまいました。
湯河原駅からは車で10分ほどの
距離です。

温泉街からは外れているので
静かな環境ですよ。

お宿の建物の手前右側には、
別棟の貸切風呂“Do湯遊”があります。
貸切風呂へは、エントランスを出て10mぐらいかな?
たいした距離ではありません。

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玄関へのアプローチ。

玄関前にはちょっと腰を下ろせるスペースがありました。

玄関を入って右手のラウンジでウエルカムドリンクを頂きます。
貸切風呂(1回40分無料)はここで予約。
普通先着順だと思うけど、後から来た露天付き客室のお客様に先に
貸切の希望を聞いてましたね。。。まぁ単価的に当然の対応でしょうか(^^;
温かい甘酒と自家製の梅羊羹。
ウエルカムドリンクで甘酒が出されるのは珍しいですね〜
梅羊羹はほのかな甘みで美味しかったです。
一輪の花が添えられていて、おもてなしの気持ちを感じました。

しばらくしてから、お部屋へと案内されました。

こちらのお宿はエレベーターが無いので、すべて階段での移動となります。
私達夫婦には問題ありませんが、両親と一緒に・・・となるとちょっと考える点です。
ラウンジのある階を1階とすると、私達が泊まった客室は2階、大浴場は地下1階に当たるので
お部屋からお風呂へは2階分の移動が必要でした。

今回私達が泊まるのは「見晴」というお部屋です。
玄関を入ると、壁にはちょうど季節の沈丁花が生けられ
芳香があたりに漂っていました。
10畳の和室です。温泉旅館にはよくある広縁スペースが
無いので、ちょっと狭く感じるかな〜
もちろん2人での宿泊には、十分な広さなのですが。

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座卓に座った目線での眺望はこんな感じです。
正直、「見晴」という部屋名にはちょっと疑問を感じるかも(^^?

正面に民家と道路があるための目隠しのためか
竹垣があるので、それほど見晴らしはよくありません。

窓際に立った状態での正面の眺望。
真下は千歳川ですが、見えません。川音は聞こえます。
まぁそんなに眺望がいいワケじゃないですが、一応写真を載せておきます。
同じく左手の眺望。仲居さんによると、川が県境なので
対岸は静岡県熱海市で、こちら側は神奈川県湯河原町に
なるのだそうです。

窓際からお部屋側を見たところ。
左の襖が出入り口で、正面左の襖は押入れ、
その右側の木の扉はクローゼットです。
床の間には「雲」の書と、椿・菊・沈丁花の生け花。
懐中電灯がありました。
ノートはお客様の感想帳で、けっこう書き込みがありましたね。

右の写真:
金庫はクローゼットの中に納められていました。
上段には裁縫箱と小物入れ。
腕時計やアクセサリーを入れるのに
小物入れってあると嬉しい備品の一つです。
(無い場合はいつも、灰皿がその代わりになってます^^ゞ)

クローゼットの中に、浴衣と足袋が用意されていました。
浴衣は一人一枚です。
この価格帯の宿なら一人二枚あってもいいのではないでしょうか。。。

お部屋でも担当の仲居さんが、お茶を淹れてくれました。
お迎え菓子は桜饅頭?ほのかに桜の香りがしましたよ。
季節感のあるおもてなしが多いですね♪
こちらはサービスの
ミネラルウォーター。
1Lかそれ以上
あった気がします。
冷蔵庫の空きスペースで
冷やして飲みました。

これがあるからか
今回冷水のポットは
見かけなかったですね。

洗面台。大浴場にバスタオルがあるため、お部屋には
浴用タオルのみ置いてありました。
女性用の化粧水&乳液と、男性用3点セットがありました。
入りませんでしたが、お部屋のバス。


一息ついたら、早速お風呂へGO〜!
大浴場は「さぬきの湯」という名前です。男女入れ替えがあるので、両方に入れます。

まずは女性用だったほうから。
脱衣所にバスタオルが積んであります。バスタオルというより、
大きさは大判のスポーツタオルぐらいですね。

洗面台は2つ。乳液などは、お部屋と同じものがあります。
水仙が飾られていました。
脱衣カゴが置かれた棚の脇には、冷水がありました。
脱衣所にあると、手軽に水分補給ができて助かりますよね♪

湯船は木で縁取りされていて、中は石造り。
循環の吸い込み口があり、お湯は溢れてなかったような気が
します。信楽焼きの狸が鎮座してました。
それほど大きくないので、3人ぐらいまでなら入れるかな〜
宿の規模からすると、ちょっと小さいかも。

カランは3つありますが、シャワーの水圧が弱くて不便でした。
シャンプー類はエステロワイエのシリーズ。洗顔料もありました。
外から見た内湯方面。狸の後ろ姿が見えますね。
外に出るとすぐに露天風呂なので、冬でも寒くないですよ。

露天風呂は石組みです。
川に面しているようで、音は聞こえますが川自体は見えません。
入浴時目線はこんな感じです。
大きさは、こちらも3人ぐらいが適当かと思います。

続いて、最初男性用だったほうをご紹介。左手にあるのは
麦茶のサーバーで、湯上がりに美味しくいただきました。
左の写真の奥に見える休憩所。
こういう場所があると、待ち合わせに便利ですよね。

こちらのほうが、スペース的にはだいぶ広いですね。
洗面台も3つありました。アメニティ類は一緒です。
こちらにも脱衣所に冷水があり、バスタオルも積まれています。

お風呂の大きさにも、かなりの差が!
女性用だったほうのお風呂の倍はありますね。。。
窓も大きくて、こちらのほうが断然開放感があります。
あまりにも差があるので、こちらのお風呂の時間帯には
必ず入ったほうがいいですよ、印象が全然違います。

露天風呂もこちらのほうがだいぶ大きいです。
5〜6人ならゆったりと入れるかな。

眺望は同じような感じですね。

すっかり忘れてしまいましたが(^^ゞカランもこちらのほうが多く
5〜6個はあった気がします。
温泉成分分析書。
温度はいつ行ってもちょうどよく管理されていました。


別棟の貸切風呂“Do湯遊”の予約は、夕食後でしたが
お風呂編ということで、大浴場に続けてご紹介しちゃいますね。
時間になったらフロントへ行き、鍵をお借りしました。バスタオルもここで渡してくれます。
この時、ドリンク(ミニサイズ)をサービスしてくれるんですよ〜。
何種類かから選べるのですが、ウチはミネラルウォーターとお茶にしました(^^ゞ(ビールもあった気がします)

貸切時間は40分しかないので、気持ちがはやります。
早速GO!
浴槽は、長方形と円形がつながった不思議な形です。
円形のほうでも、私の足が十分伸ばせる大きさです。

こちらはバリ風の雰囲気になっていて
こんな感じのテーブルセットが置かれたスペースがあります。
テーブルからお風呂のほうを見るとこんな感じ。
写真には写っていませんが、左奥にシャワーが2つあり、
体や髪を洗うこともできます。

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洗面台もあり、大浴場と同じアメニティがあります。

サービスのドリンク(缶の爽健美茶とボルビックのボトル)も
写っているのですが、わかりますでしょうか?
奥には冷蔵庫があるので冷やしておくこともできます。

冷蔵庫の上にはCDコンポがあり、持参すれば
好きな音楽を聞きながらのお風呂が楽しめるそうですよ。

写真を撮ってたら忙しくって、40分だとのっぽさんはあまりのんびり
入れなかったね・・・(^^;


のんびりお風呂&部屋で読書を楽しんだあと、夕食です。
夕食の開始時間は、18時以降30分毎に19時半まで選択できます。
我が家は19時でお願いしていたので、その15分ほど前から準備に来られました。

もうすっかり記憶が飛んでいるのですが、お品書きを元にお料理の名前はお伝えできます・・・(^^;
食前酒:自家製苺酒
先付:青豆葛寄せ 蕗味噌
前菜:床伏春山焼き
   土筆白和え
   雅山女魚踊り焼き
   新竹の子粉節和え
   天豆

お造り:カンパチ・鮪・鯵・ボタン海老
湯河原は海も近いので、新鮮で美味しかったです。
中椀:若竹玉子豆腐 菜の花 糸人参
薄味のお吸い物。彩りもきれいでした。

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温物:海鮮ブイヤベース
   伊勢海老・牡蠣・ムール貝・帆立・
   芽キャベツ・オニオン

和食の中で洋風の一品でした。
目先が変わってこういうのもいいと思います。

煮鉢:伊豆近海金目鯛道明寺桜葉巻き 
   花弁独活 吉野あん
優しい薄味の煮物でした。
中皿:牛舌西京味噌風味煮
   大根・人参・南瓜・うるい 
あっさりめで、小食の私でも無理なく完食(^-^)

酢の物:湯河原産ニューサマーオレンジ釜
   子柱・海老・きゅうり おろし和え
だいぶお腹がいっぱいになってきたところでさっぱりと。
食事:五目ちらし寿司
止椀:京桜味噌仕立て 蕨とろろ
このお寿司が上品な量で・・・私でも足りなかった(^^;
言えばお代わりできたのかな?聞かれなかったけど。

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水菓子:大納言甘煮 白玉 フルーツ盛り合わせ
    リンゴと苺は、家でもよく食べるので
    ちょっと有難みに欠けたかも(^^;

全体的に薄味で、ボリュームもそれほど重くなく
私でも余裕で完食できました。

(のっぽさんには足りなかった・・・後はお菓子で補充しました)

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夕食後、貸切風呂へ行っている間に
お布団が敷いてありました。
マットレスがあったかどうか・・・記憶がありません(^^ゞ
特に問題なく、暖かく休めたと思います。

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続いて朝ご飯をご紹介します。

朝ご飯の時間は
7:45〜9:15の間で
15分刻みで開始時間の選択が
可能です。

ウチは8時半にしました。
8時にお布団を上げに
担当の方が見えました。


お味噌汁の具は帆立でした!珍しくないですか?
左上は何かの胡麻和え。(忘れました・・・^^;)
竹筒の中は自家製のお豆腐でした。
(黄色のお皿はサラダを取り分ける用です)


前日に、お魚と玉子料理(それぞれ4種から選択)の
希望を伝えておきます。こちらは赤穂鯛粕漬けと厚焼き玉子。
こちらはふぐの一夜干しと茶碗蒸し。
ふろふき大根も優しい薄味で、朝からするっと食べられます。


サラダのトッピングには、クルトンとベーコンとコーンが
用意されていました。
ドレッシングも3種類から選べます。
ゴマとサウザンと和風だったと思います。


チェックアウトの際には、ラウンジで飲み物がいただけました。
私はグレープフルーツジュースをお願いしました。
最後までお世話になりました〜。
お宿で入場券を頂いたので、湯河原梅林へ立ち寄り。
残念ながら見頃をもう過ぎていたのですが
それでもまだ残っていた花を楽しんできました。



今回はのっぽさん勤務先の福利厚生ポイントを使いきるために、急遽近場で空きのある中から選んだので
それほど期待も無かったのですが、静かにのんびりと過ごして疲れを癒すにはよかったですよ。

湯河原なので、それほどお湯に特徴はありませんが、清潔なお風呂で快適に湯浴みを楽しめます。
大浴場にはだいぶ差があるので、なるべく広い方のお風呂の時間帯に入られるのがおススメです。
また、この宿の売りの一つはバリ風の貸切風呂なのですが、40分だとちょっと慌ただしいかな〜
朝は時間制限無しで、空いていれば入れるそうですので、早起きできる方はチャレンジしてください(^-^)

お食事は、全体的に薄味で、手をかけて作っているのが伝わるお料理でした。
温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で出してくれます。

今回は福利厚生を使ったので、少ない自己負担額で泊まれたのですが
全額自腹で、となると、この価格だとちょっと再訪するには弱いかなぁ〜、というのが本音ですが
ハズレの無い宿だとは思います。




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