神奈川 湯河原温泉  海石榴 (2012年3月泊)

2012年3月、ここ数年恒例の、のっぽさん勤務先の福利厚生ポイント2万円分を使って、
(我が家にとっては)ちょっとランクが上のお宿に行くことに。
数週間前に行けそうな日程が決まったため、いくつか候補のお宿を絞りこんでみました。
希望日に空き室が無かったり、近場限定ののっぽさんに「遠い」と却下されたり、の紆余曲折を経て
我が家には高嶺の花で憧れの宿の存在であった、湯河原温泉の海石榴を予約。
実は、2年前にもこの福利厚生ポイントを使って行ってみようか、という話になったものの
ウチには高級過ぎて寛げないかも・・・と見送ったお宿。
でも、今回は、ネット友達みくさんが昼席に行かれて好印象だったというレポにも後押しされ
「えいっ」と行ってきました。庶民目線(^_-)で見た海石榴レポです♪

<宿泊プランなど>
のっぽさん勤務先の福利厚生提携サイトから申し込み
プラン:大好評!最大5つの特典!ごほうびプラン
    ※ちなみに特典とは以下のようなものです。
     ■最大5つの特典■
      ◇乾杯酒用として朱塗の盃を人数分ご用意
      ◇1室3名様ご利用の場合は、オリジナル冷酒
       「海石榴」(180ml)を1名様あたり1本
      ◇アーリーチェックイン14:00(通常15:00)
      ◇レイトチェックアウト11:00(通常10:30)
      ◇ご希望により、赤色もしくは紫色、黄色のちゃんちゃんこ、帽子、座布団をご用意
       我が家で利用したのは、チェックインとチェックアウトでした。
       じゃらんでも「 【特典多数】 お得に満足!癒しの休日プラン 」という同様のプランがあります。
部屋タイプ:お部屋タイプおまかせ 2〜3名1室
宿泊料金:平日泊 2名1室一人当たり30,000円 合計60,000円から
      福利厚生ポイント20,200円分を使って、2人合計で39,800円(税・サ込み)
      (入湯税も上記に含まれています)
IN/OUT:14:00チェックイン 11:00アウト(上記特典利用)
部屋数:29室 


我が家はもう何回も訪れている湯河原温泉。自宅から2時間弱、とわかっているので
14時チェックインを目指して、自宅を正午過ぎに出発。
海石榴はバレーパーキングサービスがあると知っていたので
途中のコンビニで買ったポカリスエット等は、事前に鞄にしまってまとめておく私達(庶民その1)。
あの有名な大門をくぐり、国産のコンパクトカー(庶民その2)を玄関前に停めると
男性2〜3人で素早く荷物を持ってくださって、車をすぐ下にあるらしい駐車場へと運んでいきます。
私達は早速中へ。玄関では、和服姿の女性2人が三つ指を付いてお出迎えをしてくださいました。

お出迎え後はロビーに案内され、
落雁とお抹茶をいただきました。

一見の客の私達にも、女将さんは膝をついて丁重に
ご挨拶してくださって恐縮しました(庶民その3)。

カメラは鞄と共に、先にお部屋へと運ばれていったので
携帯で撮った写真です(^^ゞ

落雁も椿の形♪

その後、女性にお部屋まで案内していただきました。
お部屋タイプおまかせプランなので
当然と言えば当然ですが(^_^;
↓の館内図を見ると、一番遠いお部屋だったみたいです。
3階となっていますが、斜面に建つ建物のため
直通のエレベーターは無く、1階ずつ2回乗り継ぎます。
私達は、最初の案内時以外は階段を利用しました。


お部屋は333号室の「唐錦」。
部屋の名前は全て、椿にちなんで付けられています。

ちなみに「唐錦」はこんなお花だそうです。→
(大浴場への通路に、写真が飾られていました。)

お部屋の入口は、ガラス製の引き戸の内側に
分厚い防火扉がありますので、防音はばっちりでした。


玄関から部屋まではスリッパで来ましたが
お部屋には草履も用意されていました。
踏み込みから上がると、板の間があり既に冷水が用意されて
いました。写真のドアを開けると、冷蔵庫やCDプレイヤーの
ある小部屋で、そこを通って7畳の副室へ行けます。

本間は12畳。
畳も新しく、清潔感があります。

床の間はすっきりと整えられ、椿が生けられていました。
左側の電話などが置かれた台の右下には香炉があり、
ほのかないい香りが漂っていました。
床の間の右側が7畳の副室。畳7畳+板の間1畳で8畳分の
広さがあります。
鏡台カバーにも座布団にも、椿の花があしらわれています。

副室に、クローゼットと鍵式の金庫があります。
浴衣は1人1枚で、のっぽさんは特大に変えていただきました。
女性用の浴衣は椿柄です。

副室の奥にはフローリングの小部屋があって、ここを通って
お部屋の入口方面へと出られます。
小部屋には冷蔵庫とCDプレーヤーがありました。
鏡を閉じるとデスクになるので、お部屋でLANが使えれば
利用頻度が上がりそうですが、今回ウチはほとんど使わず。

デスクの上にあった小物入れは
アクセサリーやメガネを入れるのに役立ちました。
ここにも椿の花があしらわれています。

上に載せた館内図には、お部屋毎の面積も書かれている
のですが、この「唐錦」のお部屋は70平米!もあるんですよ〜
なので、どの空間にも余裕があります。
過去に泊まったお部屋では一番広いんじゃないかな〜(庶民その4)。

洗面台スペースも広々としています。
ハンドタオル、フェイルタオル、バスタオルが1人1枚ずつあり
全て椿の刺繍入り。
なんとイソジンまでありました!メーク落とし・化粧水・乳液は
資生堂のもの。ドライヤーはマイナスイオンの出るタイプです。
実は、化粧品はCALITAのもの、とネット検索していたレポにはあったので
内心「あれ?」という感じ(^_^; 変わっちゃったのか部屋によるのか。。。

お部屋のお風呂は温泉ではないので、入らず。

トイレはウォシュレット。
生花が飾られ、匂い袋が置かれていました。
写真には無いですが、手前にはハンドタオルが10枚?ぐらい
置かれていました。
(が、ウチは1枚を使いまわしました・・・(^^ゞ庶民その5
 だって家でも同じのを夫婦で使ってるワケですし。)



窓からの眺めは・・・正面が民家なので今一つかなぁ(^_^;
これから木々が茂ってきたら、民家は見えなくなるのかも。


下は館内図では2階ですが、池があります。
遠くに、鯉が小さく見えました。

今はちょうど椿の花が見頃かしら?と
思っていたので、お部屋へ案内してくださった女性に
尋ねてみました。
椿は品種によって晩秋から春まで咲く時期が違うので
ちらほらと咲いている感じだそうです。
お部屋の窓からは、ちょうど正面に咲いている椿の
木が見えました♪

ホントは宿の裏手にある散策路に行こうかと
思っていたのですが・・・
時間的に空いてそうなお風呂を優先してしまい、
翌日は雨だったために行かずじまいでした(^_^;

屋外庭園の案内図もありましたので、載せておきますね。こんなに多くの椿が植えられているそうです。

お部屋で、改めてお茶を淹れていただきました。
お迎え菓子は小豆餡を固めたようなもの。
鍵は2つあって便利でした。
ボールペンも海石榴オリジナル、細部までこだわってますね〜

それではお風呂に行ってみましょう!
部屋を出て、まず階段を1階分降り(エレベーターもあります)
2階部分の廊下を進みます。(写真は振り返ったもの)
廊下の突き当たりで、また階段を1階分降ります。
(先ほどとは別のエレベーターもあります)

1階部分の廊下を進み・・・
売店を横目に見つつ左に曲がって、
付きあたりにあるエレベーターに乗って1階分上がると
迎賓館のロビー階になります。


ここで、迎賓館の館内図の一部抜粋を載せておきますね。大浴場は迎賓館の1階(=ロビー階)にあたります。

迎賓館ロビー階にある花見車ラウンジを通り過ぎ・・・
(湯上りにはココで生ビールやお茶・ゼリーが頂けます)
左手に飾られた椿の写真を見ながら、登り坂になっている
廊下を進むと・・・

ようやく大浴場にたどり着きます(^_^;
私達の泊まった部屋から、全てエレベーターを利用すると
3回乗る必要があります。

お風呂の男女入れ替えはありません。

お部屋への案内時に伺ったところ、
この日は満室に近かったそうで
(前日に宿HPの空室情報を見たら、
本館は満室で、迎賓館に1室空きありでした)
のっぽさんは、なかなかお風呂を独り占めする時間が
なかったそうです。
私も最初の数分だけ独りでした。
(その隙に写真撮影^^)

鍵付きロッカーもありました。
洗面台スペースには、冷水も。

女性用の脱衣所は、通常の棚+脱衣籠のスペースの他に
個室ブースが6ヶ所あります。
これは初めてで、さすが海石榴☆と感心(庶民その6)。
左から薄手の浴用タオル、厚手でふかふかのバスタオル、
同じく厚手のフェイスタオルがふんだんに用意されています。
右の個室ブースの中にも、タオル類は置かれています。

ブースの中には洗面台やドライヤーも備わっていますので
こちらで人目を気にせずに、身支度が整えられますよ。
やはりブースが人気で、皆さんこちらを使われていました。
化粧水と乳液は資生堂のもの。
洗顔フォームはあったかもしれませんが、メイク落としが
無いな〜、と思った記憶です。



お風呂は14:30から
翌朝10:00までですが
露天風呂は23時から
朝6時までは入れません。

内湯は窓が大きく
なかなか開放感のある
お風呂でした。


入浴時目線。

庭の緑と、その奥には
山が見えて
なかなかイイですよ〜

4段ほどの階段を上って、露天風呂へ。
内湯との間には池があり、透明な水をたたえています。

露天の入浴時目線。

建物があるためか
目隠し等が多めですが
閉塞感は無く
遠くの山並みを眺め
鳥の声を聞きながらの
湯浴みを楽しめました。


ただ、非常に残念だったのが・・・
塩素臭です(*_*)
内湯では感じなかったのですが
露天の塩素臭がけっこう強くて。
思わず投入口のお湯をすくって
匂いを確認してしまいました。
結果、ばっちりしてました。。。

アンケートにも書いてきましたので
改善されることを期待したいです。
でも、投入量との兼ね合いもあり
なかなか難しいのかもしれませんね。
露天風呂客室を増設して
宿全体の使用量は増えているのでしょうから。。。
男性用も同様だったそうです。

洗い場は仕切りがあり、使いやすかったです。
こまめに見回りされているのか、いつも整頓されていました。
シャンプー類は資生堂のTSUBAKI(白)と
海石榴オリジナルの「ichirin」がありました。
「ichirin」、使用後の髪の手触りがとてもよかったのでおススメ♪

続いては、男性用大浴場をご紹介しますね。
こちらには個室ブースは無いそうです。
女性優遇みたいです(^_^)
なので、普通の洗面台スペースのみ。
ドライヤーも女性用はナノケアのもの(自宅と同じ)でしたが
男性用は普通のだったらしい。。。

冷水と鍵付きロッカーは、女性用と同じですね。
のっぽさんは、タオルのアップの写真も撮ってました!
椿の刺繍が素敵ですよね。そしてとってもふかふか〜(^^♪
と喜ぶ庶民(その7)。

男性用の内湯。

館内図を見ても
女性用と同じぐらいの
大きさのようですね。

珍しく、のっぽさんは
いつも他の方と一緒に
なっていたようです。


内湯の入浴時目線。



露天の入浴時目線。

女性用よりも目隠し等が
少ないので、
開放感が勝るかも?


湯上りには、ラウンジ「花見車」にて・・・
梅ゼリーと冷たい緑茶のサービスがあります。
生ビールもあるそうですよ、お好きな方には嬉しいですよね☆

館内では各所に椿の花が生けられていて
目を楽しませてくれました。


お風呂でのんびり寛いだ後お部屋に戻ると、担当の仲居さんがご挨拶に見えました。
(ということは、先ほど部屋まで案内してくださった女性は、お部屋担当の方ではなかったのですね。
 気さくでちょっと面白い方だったんですけれど。)
新聞の銘柄を尋ねられたので「朝日新聞」をお願いしたら、夕刊を持ってきてくださいました。
(翌朝の朝刊も、もちろん朝日でした。)

お部屋ではLANがつながらないので、ロビー(フリースポットになっています)でネットをしたり
本を読んだりしてのんびり過ごした後は、お楽しみの夕食です♪
開始時間は、18時と18時半が選択でき、我が家は18時でお願いしました。

海石榴の夕食は、能の演目をテーマにしているそうで、今回は「西行桜」だそうです。
能にはまったく疎い庶民(その8)のワタクシ(^^ゞ 今ネットで見てみたところ
−−−−−−−
都、下京辺に住む者は、桜の名所を訪ね歩いて日を送っていましたが、西山の西行の庵の桜が盛りと聞き、
友を誘って遥々花見に向かいます。
庵の一木の桜の下、心静かに花を楽しんでいる西行のもとに、都の人々が押しかけて、
さながら洛中のような賑やかさになります。
西行は供養は安きこと。しかしながら誰を願主として弔うのでしょう。
人々を厭わしく思う心の内を詠み、しかたなく共に花見をします。
するとその夜の夢に、桜の精が老体の姿で現れ、無心に咲く花に何の咎があろうかと、
西行の歌に反論します。やがて都の春の有様を讃えつつ、楽しげに舞い、
夜が白み夢が覚めるとみるや、姿を消します。
−−−−−−−
という物語だそうです。


仲居さんから、お箸は「利休箸」と言って、杉のお箸を
割って湿らせてあるとうかがいました。
「そういえば太夫さんのレポにそう書いてあった!」
と思いだしながら、お箸を手に取りました。

箸置きとして使われているのは、3月は桃の節句があるので
それにちなんで桃の花だそうです。
器の上に飾られている素材は、
能の演目に関わりのあるものになっているようで
今回は「桜」ですね。


先付:蓬豆腐
こごみが、しゃきっとした歯ごたえを残してあって
絶妙の火の通し具合でした。

食前酒?は、朱塗りの杯に入った白酒。
私達は下戸なので、甘い梅酒とかのほうが嬉しかったかな(^_^;

この半月盆も目を引きました。
のっぽさんの(写真)は
「つくばねの峰よりおつるみなの川 恋ぞつもりて淵となりぬる」
私のは(写真はないので、たぶんそうだった、という記憶ですが)
「あらざらむこの世のほかの思ひ出に 今ひとたびの逢ふこともがな」
両方とも百人一首に選ばれている歌ですね。

←マウスを載せると、蓋を取った写真になります。

前菜:内容は上のお品書きを見てくださいね(^^ゞ

どれも薄味で口に合いましたが
左側器の左下「赤貝辛子酢味噌和え」がウマウマ♪
やっぱり素材がいいんだろうね〜、とのっぽさんと会話。

椿モチーフの華やかなお椀です。

←マウスを載せると、蓋を取った写真になります。

椀物:かにしんじょう 茶筅うど

出汁が美味しい〜!!!
鰹節の香りが口の中にふわっと広がります。

茶筅うどは、本当に茶筅のように細かく
包丁が入れられていて、料理人の技を感じました。


←マウスを載せると、蓋を取った後のアップの写真になります。

向付:鮪 赤貝 間八

鮪は口の中でとろけました♪しあわせ〜♪
赤貝は歯ごたえ抜群、間八も美味し〜♪

間八に載せられているのは、
いつぞや強羅花扇で初お目見えだった水前寺のり?
高級宿で出るものなのかしら?


←マウスを載せると、蓋を取った写真になります。

焚合:海老飛龍頭 蒸籠ゆば 菜の花

こちらも薄味で、やっぱり出汁が美味しい☆
先付のこごみもそうでしたが、
菜の花もくたっとしてなくて、
しっかりとした歯触りを残した火の通し方が絶妙。


焼物:鯛 木の芽焼き 小柱若竹蒸し

これはあまり記憶に残ってないので、普通だったのかな(^^ゞ


今回私達が利用したのは、海石榴で一番低価格のプランなので
差が付くとしたら食事だろうなぁと思っていました。
お品書きを見てもわかるように、
この焼物も鯛(仲居さんは甘鯛と言ってました)、
温物も甘鯛なので、ココが差し替えのお料理かなと内心感じました。
行く前は期待しすぎないよう(笑)ネットのレポ等を見ませんでしたので
帰ってきてから海石榴で検索し、ヒットした食べログを見ましたが
おそらく通常プランでは、この焼物が
「伊勢海老の鬼がら焼き」なんじゃないかと
思われます(同じ西行桜のお品書きで出ていたので)。
プランによっての差は当然、
ウチは伊勢海老にコダワリないので甘鯛でOKでした。
もちろん欲を言えば素材がかぶらないほうが嬉しいですが
海石榴にこの価格で泊まってそこまで我儘言いませんヨ(^^ゞ


ここでお箸を替えてくださいました。

進肴:(お品書きと違いますが)
  左:のれそれ(穴子の稚魚) 右:山菜薄衣揚げ

のれそれは初めていただきました。
これは食感を楽しむものなのかしら、
味はほとんどしないように思いました。

山菜の揚げものはカラっと揚がっていましたが
すっかり冷めていたので、
熱々だったら嬉しかったなぁ(^_^;


またまた器が椿モチーフです。

←マウスを載せると、蓋を取った写真になります。

温物:甘鯛蕪蒸し

こちらも薄味で、
ふんわりとした食感と鯛の旨味が楽しめました。


筍ご飯と止椀と香のもの。

香のものも塩辛くはなく、でもちゃんと漬かっているんですよね〜
しょっぱいだけの漬物とは一味も二味も違い、
手間暇かけて作られているのだろうなぁと思いました。


のっぽさんにはご飯のお代わりもすすめてくださいました。
この時はお腹いっぱいで満足していたようで
お代わりをいただかなかったのですが
夜、小腹が空いたようで菓子パンを食べてました(^^;

水菓子:苺、パパイヤ、メロン
    真ん中のガラスの器はマンゴーゼリー
    お品書きにはないけれど、右は桜クレープ

果物はどれも完熟で甘かったです♪
マンゴーゼリーは普通かな、
桜クレープは・・・
個人的には中身が餡なら餅のほうが合うと思いました。




さすが、料亭旅館を名乗るだけのことはある、全体的に美味しくいただけるお食事でした。
18時過ぎにスタートし、デザートが出されたのが20時20分頃。
2時間半近くかけて、ゆっくりと頂きました。
私達夫婦はお酒を頂かないので、料理が出されるタイミングがちょっと間延びする感もありました。
炊き合せまでは1時間以内に出されたので、そこからのお料理が待ち時間が長かったように思います。
他のお部屋との兼ね合いもあるのかもしれません。

夕食が終わると、お茶セットを用意してくださいました。

お湯と冷水のポット、お茶は煎茶とほうじ茶の2種類
あったように思います。


お布団は、副室にお願いしました。
なので、お布団を敷いていただいている間の
ちょっぴり気詰まりな間が無くて、楽でした(庶民その9)。

枕元に置いてあるのは、作務衣です。
のっぽさんには小さくて、着られなかったようですが(^_^;
私はお風呂へ行くのにも、こちらの作務衣を愛用しました。

先ほどまでは主室の電話機の傍に置かれていた
懐中電灯も、ちゃんと枕元にセットしてありました。
細かいところまでの心配り、さすがですね〜。


朝食は、8時と8時半から選択できます。
ウチは8時半でお願いしました。
私がお風呂に行っている間、8時頃に
お布団を上げにいらしたそうです。

その後でお茶も淹れてくださいます。
梅干とらっきょうの紫蘇巻きが添えられていました。


お盆の右下は、鮪の炙りにとろろをかけたもの、
左の小鉢は小松菜の煮びたしでした。
昨日から感心するのは、この小松菜もシャキシャキ感が
残っているところ。そして薄味ですが、美味しいんですよ。

右上は湯豆腐、豆腐の量も程良かったです。


ご飯かおかゆを選べます。
のっぽさんはおかゆ、私はご飯でお願いしました。
お代わりも聞いてくださいます。

魚はカマス、美味しかったですよ。
(熱々ではありませんでしたが・・・)

炊き合せも優しい味で、口に合いました。


デザートはりんごとオレンジ、
このクラスの宿では当たり前なのかもしれませんが、
オレンジはちゃんと皮がむいてあるので手がよごれません。
(切れ目は入っているけど、皮付きのオレンジが出ることも
多いと思う、庶民その10)

ほうじ茶も淹れていただきました。


写真はありませんが、朝10時まで(だったかな?)
大浴場手前のラウンジ花見車で
コーヒーまたは紅茶のサービスがあります。
私達も朝食後に頂きました。

そして、11時にチェックアウト。
雨でしたが、車を屋根のある玄関先まで持ってきてくださるので
私達はちっとも濡れませんでした。

車の係の方と女将さんとに見送っていただき、
宿を後にしました。




高級旅館として名高い湯河原の海石榴、代表的な庶民(笑)である我が家にとっては
正直敷居の高いお宿、という印象がありました。
ある意味、意を決して伺ったのですが(^^ゞ女将さんには全然上から目線を感じず、とても親しみやすい方でした。
また、チェックアウトのためにお部屋からロビーまでの廊下を歩いている時に、
すれちがった若い女性スタッフが「ありがとうございました」と、立ち止まって丁重にお辞儀をしてくださったのが
印象深かったです。

ぶっちゃけ書くと、それ以外の方はその時間帯は忙しそうで「ありがとうございました」とは言ってくださるものの
お辞儀まではしなかったので、その若い女性スタッフが印象に残っているワケです(笑)。
あと・・・お部屋の担当の方が夕食時に、私達夫婦に子供の有無について質問し、その時の会話がちょっと
「え?」と思うものでした。。。
でもこれは人によると思うので、気にならない方には気にならないのかもしれません。

それはさておき、さすが高級旅館、と思ったのは、スタッフの数の多さです。
いろいろなサービスに人件費を惜しまずに、手をかけていらっしゃるのがうかがえました。

お食事も、吟味された素材を手間暇かけてお料理されているように思いました。
奇をてらったところがないので、インパクトには欠けるかもしれませんが
全体的な満足度は高かったです。

私としては、またのっぽさんポイント利用で(←庶民なので、全額自己負担は厳しいかと^^;)
再訪したい思いがあるのですが、肝心ののっぽさんは大浴場の遠さと塩素がネックみたいです。
今回のお部屋タイプおまかせプランは、クチコミを見ていると、空いている時なら
露天風呂付き客室を割り当ててくださる、というラッキーなケースもあるようなので
空いている時期を狙うのがいいのかもしれません。

じゃらんネットで海石榴を見るにはこちら

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