神奈川 箱根 強羅温泉  櫻休庵 (2016年5月泊)

2016年5月、疲れを癒しに近場の箱根へ行ってきました。
じゃらんの口コミ評価は高いのだけれど、ネット上でお付き合いがある方はどなたも行かれておらず
検索してもあまりレポが見つからない・・・私も名前のみ、なんとなく知っていたレベルのお宿。
あまり情報が無くて、吉と出るか凶と出るかわからないけれど、空室検索でヒットしたのも何かの縁、ってコトで
箱根の中でも今まであまり縁が無かった宮城野にある「櫻休庵」にチャレンジしてみることにしました。


<宿泊プランなど>
予約サイト「じゃらん」から申し込み
宿泊料金 :金曜日泊 2名1室一人当たり 21,800円(税サ込) ※入湯税150円は別途
IN/OUT:15:00チェックイン 11:00アウト


私は午前中は会社へ出勤(^_^;のため、午後半休で箱根へと向かいました。
金曜日ということもあり渋滞もなく、自宅から2時間かからず15時過ぎに
お宿の駐車場に到着。
幹線道路からはずれたところにあり、近所にはお店が無さそうなので
必要なものは事前に調達していくのがお勧めですよ。

こちらは駐車場から見上げた宿の外観です。
1階と2階にそれぞれ2室、斜めに屋根がかかっているところが
客室露天風呂ですね。
3階にも4室あり、全8室で全てのお部屋に露天風呂が付いているようです。

駐車場からエントランスまでは、坂を登って1分ほど歩きます。
こちらが櫻休庵のエントランス、パッと見は民家のような佇まいです。
こじんまりとしたお宿ですからね。

玄関を入るとスタッフの方が迎えてくれました。
大きな扇子や刀、和箪笥が飾られて和の雰囲気です。
こちらの椅子に座って案内を待ちます。

家族経営なのかな、人手はあまり多くないようで
お部屋への案内は順々に一組ずつ、のようでした。
館内はスリッパがなくて、カーペットの上を靴下のまま歩きます。

今回私達のお部屋は2階の202、大浴場(ってほど大きくないですが)も
フロントも2階なので、階段が億劫な方は2階のお部屋をリクエスト
されるのがいいかもしれません。

お部屋は和室8畳+広縁。
夫婦2人なら十分なスペースです。
畳やエアコンも新しい感じで、清潔感がありました。
エアコンの下にあるのは空気清浄機。
お部屋は禁煙なので、臭いは気にならなかったです。


広縁の端に洗面台。露天への出入り口もそこにあります。




ポットの右側は茶香炉。お部屋への案内時に火を点けてくれます。
お茶の薫りが仄かに漂ってよかったですよ。

照明の右側の案内には、フロント業務は夜10時まで、と書かれていました。

広縁側から見たお部屋の様子。
畳も新しく、最近手を入れられた感じで綺麗でした。

右側クローゼットの下に、鍵式の金庫。
金庫の隣に昔ながらの豚の形の蚊遣りがあり、
中身は電気式の液体蚊取り器具です。
当日は蚊がいたので役立ちました(^_^)

クローゼットの中に、浴衣が1人1枚置かれています。
のっぽさんには特大を持ってきてくれました。

女性はこれとは別に、フロントで色浴衣を選べます。
私も一応選んできたものを左端に載せてありますが、
丈が長くて着にくかったので、部屋にあったものを着てました。

タオル類は洗面台の左側のカゴに収められていました。
浴用タオルは1人1枚ずつ、バスタオルは2枚ずつありました。
何回も入るので、2枚あるのは嬉しいですね〜
ヘアゴム、綿棒、シャワーキャップ、身体を洗うボディタオルもあり。

陶器の洗面ボウルの右側に歯ブラシとレザー。
ドライヤーとメイクミラーもありました。
アメニティはハンドソープのみで、スキンケア類はありませんので
私は持参したものを使いました。
(大浴場にはスキンケアもありましたよ)

広縁の洗面台と反対側にお手洗い。
ペーパーホルダーの上に音姫がありました。
お部屋のお手洗いに音姫があったのは初めてですねー。

部屋付の露天風呂。右側の窓は部屋の広縁です。
温度低下防止のため、蓋がしてあります。
源泉かけ流しとのことですが、投入量が少ない・・・
(温泉は湯船右上の管からちょろちょろと出てます)
ぬるくなるので、入る時は高温の水道水で差し湯してました。
ベランダにはベンチと灰皿。
室内は禁煙のためこちらが喫煙場所になるようです。
壁の向こうが隣の部屋で、今回は喫煙者の方だったのでしょう、
時折入浴中に煙草の臭いが気になりました・・・

入浴時目線@
空と緑の木々が見えます。
3階の部屋だと、遠くに大涌谷方面の山が見えるのかもしれません。
入浴時目線A
5月だったので新緑が綺麗でした。
めったに車も通らないので、静かで鳥のさえずりが心地よかったです。

お部屋付露天風呂としては、けっこうゆったりめ♪
長身ののっぽさんでも足を伸ばしてギリギリ届くぐらいでした。
横幅もあるので、窮屈感なくのんびりと湯浴みを楽しめて良かったです。

ベランダからの眺め。
強羅の温泉街と、その奥に大涌谷が見えます。
大涌谷方面のアップ。噴煙が上がっているのが見えますが、
噴火活動は落ち着いてきているようですね。
来る途中の箱根湯本の街も、以前と同じ賑わいでした(^^)

ベランダの壁から下を見ると、宿の駐車場。
けっこう壁の高さがあるので、下から見える心配は無いですよ。

お部屋への案内後、しばらくしてお茶を持ってきてくださいました。
黒豆茶(だったかなぁ)とわらび餅。のっぽさんはわらび餅好きなので、
嬉しそう(^_^) 美味しかったです。
お茶と一緒におしぼりも。
左側はお迎え菓子。「箱根歴史図鑑」という名前のものでした。
箱根には何度か来てるけれど初めて見たなぁ。新商品かしら。

男女別の大浴場(というほど大きくないですが)は
19時からは貸切利用になります。
私達も夕食後に入ってみたので、順番が前後しますが
先にこちらをご紹介しますね。

貸切には特に予約や時間制限はありません。
空いていれば入り口の暖簾のところに「入浴中」の札を立てて
内鍵をかけて使用します。
時間を気にせずに入れてよかったですよ(^_^)

こちらの宿は全室露天風呂付きですが、部屋露天では
シャンプー等が使えないのです。(排水規制の関係かしら・・・)
なので、洗髪等はこちらの大浴場を利用することになります。
部屋露天でもできると、より便利なんですけどね。
アンケートには書いてみたので、改善されると嬉しいのですが。

脱衣かごは4つ。
男女別大浴場として使用するのは、15〜19時の間だけで
全室露天付きでそれほど混まないと思われるので、
きっとこの数で足りているのでしょう。
洗面台は1つ。ドライヤーはここには無いので、お部屋のものを使用します。
女性用スキンケアは、エステロワイエの化粧水と乳液、
男性用はアウスレーゼ、整髪料関係かな?(よく見ませんでした)

夜なので窓の外の様子がよくわかりませんでしたが、
囲われているようなので、おそらく眺望はゼロなのではないかしら。
窓の外にある木組みのものは、最初露天風呂かな?と思いましたが
違っていて、何かの機械を板で目隠ししているようでした。

貸切なので、湯船は夫婦2人なら広々でした。
他人同士で入る場合は3人まで、といった感じでしょうか。

お湯は内部で勢いよく投入されていますが、流れ出ている気配が
無いので循環かと思います。少し塩素臭もありましたが
湯温がちょうどよくて、私達は気持ちよく入れました(^_^)

シャワーはこちら側に一つ。
反対側に2つの合計3つ。シャンプー類はエステロワイエでした。
クレンジング、洗顔料もエステロワイエ、シェービングフォームもありました。
クレンジングは無い宿もけっこうありますが、個人的にはあると嬉しいです♪

夕食はお部屋で18時半開始とのことで
(時間選択はありません)
10分ぐらい前に配膳のスタッフが見えました。
以下は当日twitterで投稿した内容とほぼ一緒です。

食前酒は梅酒、左上はホタルイカの黄味酢、
八寸は菜の花のおひたし、筍の土佐煮、
焼き湯葉、豆腐田楽など。
ホタルイカは臭みがなく美味しかったです。
他は特筆するほどではないですが、口に合いました。
菜の花はシャキッと、豆腐はモチモチ。

お造りは、鯛、帆立、海老、ハマチ、サーモン。
どれも厚切りで食べ応えのある量でした。

ハマチは脂が乗ってて、海老は甘かったです(*^^*)

酢の物はコハダとワカメとクラゲ。
酢の物好きの私は美味しくいただきましたが、
けっこう酸味が強かったので
のっぽさんはどうだったかな?
聞いてみたら、美味しく食べたそうです(^O^)

焚き合わせ。薄味で口に合いました。

雲丹饅頭。
しんじょうのようにふわふわの口当たりで、
お気に入りの一品になりました。
お出汁もイイ味。

固形燃料で温めていただくうどん。
宿の夕食でうどん?!と思ったけど、
イイ味で普通に美味しく食べました。

でもお腹がいっぱいになるので、
麺無しで、がんもとみつばの汁ものでも
いいかも。

ここまで、18時半の最初の配膳時に
並べられます。
ごはんを先に出すか聞かれて
お酒を頂かないウチは先出しを
お願いしました。

ということで、先に出していただいた
ごはんと赤出汁。
香のものもありました。

赤出汁って塩辛いことも多いのですが、
こちらのはしょっぱ過ぎなくてよかったです。

こちらも固形燃料で焼く海老の陶板焼き。
けっこう食べ応えのあるサイズでした。

食事開始時に、うどんもこちらの海老も
火を点けるので、食べるペースが速いウチでも
少し忙しかったかな(^_^;

食事開始から30分後ぐらいに持ってきてくれた
天麩羅。
私のはわりと熱々、のっぽさんのはあたたかい、
ぐらいだったそうですが、サクサクでしたよ(^_^)
アスパラ、鱧、かぼちゃ、舞茸。
抹茶塩でいただきました。

お口なおしの柚子のシャーベットでサッパリ(^。^)

和牛の瓦焼き。瓦って珍しいΣ(・□・;)
けっこうサシの入った柔らかくて
ジューシーなお肉でした。
私にはちとヘビーめなので(^◇^;)
一切れのっぽさんへ進呈。

デザートは抹茶プリンとバニラアイス。
抹茶プリンがpastelみたいなゆるとろ系で
ウマウマ(*^^*)
おしぼりも替えていただきました。

写真にはないですがほうじ茶も。

デザートを出していただいたのが19時半なので
約1時間の食事時間でした。

食事の片付けをしていただいた後、お布団を敷いてくれます。
この写真はゴロゴロした後に撮ったので、ちょっと乱れてます(^^ゞ
この日の気温からすると、ちょっとお布団が暑かったかな。
宿のお布団って1枚なので、温度調整が難しいですよねー。

でも、枕も合ったし、隣室の音も上の階の音も気にならず
よく眠れました(^_^)

お布団敷きの際、お夜食を持ってきてくれます。
お稲荷さんとフルーツ。
私はお腹いっぱいだったのでフルーツだけ頂き、
お稲荷さんはのっぽさんが2つとも頂きました。

夕食の量は十分でしたが、やっぱり小腹が空いた時に
お夜食はありがたいらしいデス(^_^)

朝食は8時40分からの指定でした。部屋食なので30分ぐらい前にお布団を上げに見えます。
卵焼きは冷たかったし既製品かな?と思う味。茶碗蒸しとお味噌汁は熱々、煮物も温かかったです。
アジの干物は焼きたてで美味しかったです。

固形燃料で温める鍋物は湯豆腐でしたが、
私は食べきれませんでしたf^_^;

食後コーヒーor紅茶とデザートを持ってきてくれます。
デザートは黄桃ゼリー、ホームメードっぽい味でサッパリ(^。^)

11時にチェックアウトなので、朝食後お腹がこなれた後、
部屋露天を満喫しました♪やっぱり部屋風呂は気軽でイイですよね〜


箱根は総じて価格が高めなので、お部屋に温泉露天風呂付きでこの価格なら、我が家的には「OK」でした(^_^)
ご飯もオーソドックスな感じではありますが、私達の口には合いました。
館内も清潔感があり快適に過ごせましたし、大浴場が時間制限無しの貸切制なのも
のんびり入れてよかったです。
箱根はウチから行きやすく車なら交通費も安いので、仙石原の然に行くにはちと金欠・・・って時に
こちらをリピするのもありかな〜、という感じですね。


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