2007年3月下旬の日曜泊で、箱根の芦ノ湖にあるホテルむさしやに行ってきました。 今回は両親との旅行のため、お宿選びは @山以外の眺望が楽しめるお風呂(普段両親がよく行く実家近辺の温泉は、山や川の眺望が多いため) A露天風呂、それも大浴場に隣接がbetter(母は露天好き、父は大浴場と露天が離れていると移動を面倒がる傾向が) B月曜夕方に予定があったため、川崎の自宅から移動2時間程度の近場で Cバリアフリーまでいかなくてもエレベーターは欲しい D和洋室みたいに分けられる広い部屋だったら4人一緒に泊まりたい、それが無理なら2部屋に分かれる と、こんなカンジで探すことにしました。 3月初めに両親が来る日程が本決まりとなり、いざ予約! でも「日曜泊だしどこでも空いてるだろう」と思っていたのに お気に入りに入れておいた候補の宿がすべて空いてない。。。。春休みの週末だから? その後いろいろとネットを検索して、芦ノ湖の湖畔にあるホテルむさしやの和室を2部屋予約しました。 宿のサイトから「芦ノ湖一望【夕食はお部屋だし】☆基本プラン」で、2名1室で14,700円+入湯税150円です。 チェックインは14時、チェックアウトは10時で、私達は15時近くの到着でした。 |
左の写真: 宿泊日当日、駐車場方面から 撮った外観。 雨模様で濃霧のため 途中で非常に視界が悪く 助手席で私は緊張気味(笑) 運転手ののっぽさんは そうでもなかったらしい 右の写真: 翌日撮った外観です。 こちらは道路側で、芦ノ湖は 反対側になります。 |
翌日、芦ノ湖側から撮った外観です。 5階建ての最上階の窓が大きい部分が大浴場で 真ん中から男女に分かれ、右側が女性用です。 右端の柱の影にあたる部分が女性用露天風呂ですが、 外から見えてしまうことはないと思います。 男性用左側の屋根のかかっている部分が 露天風呂にあたりますが、その隣の客室は、 お風呂の声が聞こえて気にならないのかな? |
夜撮ったフロント前の様子。右にフロントがあります。 |
左の写真の反対側。 |
男性の方にお部屋へ案内され、後から仲居さんがお茶を淹れに来ました。 306と307の二部屋で、307のほうにお茶の支度がしてあるとのことで、そちらで4人でお茶をいただきました。 お迎え菓子はお饅頭とごま煎餅。ほかに椎茸佃煮と唐辛子梅茶がありました。(写真は無しです) 307のほうが角部屋で広く、夕食もこちらに準備するとのことなので、307を両親にしました。 以下の部屋の写真は、私達が泊まった306号室のものです。 | |
正面が両親用の307号室。 左手が私達の泊まった306号室のドアです。 |
玄関部分。冷蔵庫は空なので、自由に使えます。 1階にジュース・ビール・カップ日本酒の3種の自販機があり 500mlのお茶は150円の市価でした。 |
冷蔵庫左手に洗面台とユニットバスがあります。 部屋にドライヤーはありませんでしたが、フロントに電話して 貸りられました。アメニティはハンドソープのみ。 |
トイレは、座ると冷たいタイプです。館内の共用トイレは ウォームレットでしたが、ウォシュレットはありませんでした。 この値段の宿ならウォシュレットが欲しいところかな。 |
306号室は8畳です。 霧のせいで窓の外は真っ白。芦ノ湖はどこ?(笑) 鍵はひとつでした。 ポットは保温式で、沸かせるタイプではありません。 通常は、畳部分以外の広縁や板の間に テーブル+椅子セットがあることが多いですが ここは畳の窓際部分に敷いてある ピンクのカーペット上にテーブルなどがあり、狭く感じます。 そのカーペットも、薄いせいか端の部分が丸まって めくれているので、そばを歩くと足がひっかかります。 もうちょっとしっかりした敷物のほうが、 貧弱な印象にならなくていいのでは?と思いました。 |
カーテンはブラインドのようなロールアップ式です。 窓際左手にクローゼット。バスタオルは1枚ずつです。 のっぽさんには特大の浴衣を出していただきました。 鏡台のカゴの中には浴用タオル&歯ブラシのセットと ブラシとシャワーキャップ、コットン+綿棒がありました。 |
押入れを開けて撮りました。 お布団は、307で夕食中に敷いてありました。 307では、夕食のお膳を下げてもらうとすぐ後に お布団敷きの男性2人が敷きにきました。 朝は朝食の間に上げてありました。 掛け布団は羽毛。マットレスは無かったかな? 上段に毛布もあったので、寒い時期でも安心です。 |
お部屋の窓の外。15時ごろはすごい霧でしたが・・・ |
夕食前には晴れてきました。遊覧船乗り場が見えます。 |
湖の右端でライトアップされて いるのは、箱根神社の鳥居です。 ようやく対岸の山も見えてきました。 夕暮れの霧が立ち昇る芦ノ湖も 幻想的でいいですね。 |
夕食は、307の部屋で4人そろっていただきます。 お部屋食は気を遣わなくてよいのですが、デザートまで一気出し。。。 時間も18時半でお願いしたのですが、18時20分にお風呂からあがってきたら、すでに並べられていました。 その際に「全員そろったら連絡してくれと言われた」と言うので電話をしたら、 天つゆとお吸い物をすぐに持って来ました。温かい天つゆよりは天ぷらが温かいほうが嬉しいかなぁ。 それに食事開始前にお吸い物が運ばれたので、ごはんを頂く頃にはすっかり冷めてしまっていました。 | |
夕食の全体。 お品書きが無く、 仲居さんも一気出しのあとは お膳を下げるまでこないので、 何のお料理かは推測です。 量は充分、お味は普通においしく。 私は満腹で頂きませんでしたが、 ご飯がおいしかったそうです。 |
食前酒は梅酒。左はホタルイカの和え物。 蒸し物は白身魚にお米が入っていておいしかったです。 上の煮物は筍とタコでした。 |
焼き物は海老。小さく見えますが、食べごたえがありました。 海老の隣の貝はトコブシかな?いい味でしたよ。 お造りの右がお吸い物。 |
左上は前菜5種の盛り合わせ。 左下の酢の物は、ちょっと生臭さがあったような気がします。 |
天麩羅は山菜2種と貝柱のかきあげ。 鍋物は牛肉などのすき焼き風の具をポン酢でいただきます。 |
デザートはメロンとキウイとグレープフルーツ。 ぬるくなっていたのは勿論ですが、メロンが熟れすぎで おいしくなかったのが残念でした。 |
香の物は一皿に4人分が用意されました。 ちょっと手抜きですかね・・・?(笑) |
左の写真: 女湯の入り口。 お風呂の男女入れ替えは ありません。 右の写真: のれんをくぐると 階段が3段。 結構段差の多い宿です。 |
洗面台は4つ。ドライヤーは2つですが、パワーが弱いです。 乳液と化粧水とピーリングジェルがありました。 |
洗面台の対面が脱衣カゴ。夕食前はちょっと混雑しました。 左の椅子上にあるのは、腰用の部分マッサージ機。 |
シャワー付きカランは5つ。 部屋数が30以上あるので、混雑する時には少ないかも。 シャンプーはリンスインタイプでした。 |
湯気でよく見えませんが、露天への出口から撮った内風呂。 結構大きいので10人ぐらいは入れるでしょうか。 |
露天風呂。3〜4人でいっぱいだと思います。 湯口の上部分から芦ノ湖が見えるようですが、昼は霧で 夜は暗いし、朝はボイラー故障で入れなかったので不明。 |
明るい時間帯なら、この辺から芦ノ湖が見えるはず。。。 想像しましょうか(笑) |
男湯の入り口。 |
洗面台と脱衣所。男性用のほうが広そうです。 右手の灰皿が、非喫煙者ののっぽさんにはツライ(ーー;) |
男性用の内風呂。遊覧船乗り場の目の前ですが、 外からは気にするほどは見えないのでは? |
前回の下田はオーシャンビューでしたが、 今回のレイクビューもなかなかよい眺めですね。 |
入浴時目線に近い感じ(その1) |
入浴時目線に近い感じ(その2) |
男性用露天風呂。知らない人同士では3人ぐらいで いっぱいかなという広さだそうです。 立ち上がると、遊覧船乗り場からたぶん見えちゃいますよ〜 距離はありますけどね。 |
男性用露天風呂からの入浴時目線に近い感じ(その1) |
男性用露天風呂からの入浴時目線に近い感じ(その2) |
温泉成分表。単純硫黄泉で、高温のため加水ありで 循環もしています。 |
朝の入浴は9時までです。が、8時半時点で既に乳液などの アメニティは全て撤去されていました。。。(男女とも) |
温泉ではないようですが、4階に家族風呂があります。 赤ちゃん連れとかで必要な方もいらっしゃいますよね。 |
普通の家庭にあるお風呂といった感じです。 |
朝食は2階の大広間で頂きます。 時間は7時半、8時、8時半から選択できました。 母は膝が痛むので、夕食の際も お部屋で椅子を使っていましたら 朝も大広間に椅子を準備してくださり、 助かりました。 左上から時計周りに 小松菜の煮浸しとしらす 明太子とかまぼこ 焼き海苔 冷奴など 温泉卵 あとはお味噌汁とご飯です。 |
お部屋からの眺望を何枚か載せますね。 遊覧船乗り場はホントにすぐ近くです。 |
9時着の遊覧船がやってきました。 |
青空だったらもっと湖面がブルーできれいでしょうね。 |
窓から乗り出して右手を見ると山が見えます。 |
お部屋やお風呂からの芦ノ湖の眺めはなかなかのものです。この立地条件はいいですね。 でも、今回の宿では非常に残念だったことがあります。 それは、せっかく温泉に来たのに朝風呂に満足に入れなかったこと。原因はボイラーの故障でした。。。 設備の故障はまぁ仕方ない(とも思えないですが)としても、その後の対応が今ひとつに感じました。 朝の早い両親は6時前後にそれぞれのお風呂に行ったようなんですが、 その時点で既にシャワーのお湯が出なくなり水だったそうです。 私は7時20分に行ったのですが、もちろんシャワーのお湯は出ず、それどころかお風呂のお湯も非常にぬるくて 入っても温まらない状態でした。露天風呂などは水に近く、足を付けただけで早々に冷えた体で引きあげました。 その間に他のお客さんも入ってきてましたが、「お湯が出ないんですよ」と告げると、皆さん残念そう。 父は6時過ぎの時点で宿の方に尋ねたそうですから、宿側でも状況は把握していたはず。 なぜ、「入浴は9時までです」の案内が用意できるのに「ボイラー故障のため、ただいま使用できません」との 張り紙ひとつ掲示できなかったのでしょうか?おかげで寒い思いをしました。 朝食後、フロントに電話したら「もうなおっております」の言葉だけ。 「申し訳ありません」のお詫びの言葉はまったくありませんでした。 (8時朝食で9時までの入浴では、もうのんびり入れませんよね。。。しかも8時半時点でアメニティは撤去されてるし。) チェックアウトの清算時も、お風呂の故障に対するお詫びの言葉はありませんでした。 宿にとっては、1年365日のうちのたった1日の数時間の故障にすぎないのでしょう。 でも、宿泊客にとっては、楽しみにしていた久しぶりの旅行の10数時間の滞在のうちの数時間でもあるのです。 と、このようなワケで、今回のレポートは辛口のコメントで締めくくりとなってしまいました。。。 このようなアクシデントはまれでしょうし、それがなかったらもっと良い印象だったので、残念ですね。ホントに。 |